遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

93歳。子供がいないおばあちゃんの苦悩。

今日のお仕事は6時間にもわたる通院介助。 93歳のおばあちゃんの整形外科と内科受診の介助でした。 算定できない待ち時間がほとんど。 もともとこのおばあちゃんはお喋りが止まらない人で、ビックリ するくらいずっと喋っています。 そのお喋りの中に何だ…

身体介護。始めるまでが億劫なんです。

週1回身体介護で訪問しているおじいちゃん。 訪問するといつも怒っています。 「何しに来たんだ。帰ってくれ。迷惑だ。」 これが毎週のお決まりの言葉です。 「先週来た時に来週も来て良いよって言ってくれたじゃないですか。」 「言ったかもしれないけど毎…

入浴拒否の理由

通院介助で新規契約をしたおじいちゃんは、病院の中は息子さんが 介助するとの事で乗降介助だけの依頼でした。 右に麻痺があり、自宅ではほとんどベッド上での生活になっています。 排泄も自分で尿器を使用しての排泄です。 二人の息子さんがいますが、どち…

父にコロナの後遺症か

父がお世話になっている老人保健施設で、コロナのクラスターが発生してから 先週まで施設生活が元に戻らず、入所している高齢者が入浴できないという 事態になっていました。 やっと元の生活に戻れたと今日報告の電話がありました。 「お風呂は入れてもらえ…

「二次感染はしません」って確かなの

デイサービスからコロナの感染者が出て、同じ利用日だった他の 人にも感染が広がり、1週間デイサービスを休業した事業所が すぐ近くでありました。 通院介助で新規契約をした利用者さんも、そのデイサービスを使って いたので、残念ながら感染してしまいま…

母のお金

母が認知症と診断され、銀行から「母の預貯金は後見人制度を使わないと おろせません」と言われてから大変な状況が始まりました。 銀行のその言葉には逆らえないものだと思っていました。 しかしもしかしたら、その銀行の言葉を信じてしまった事が間違って …

ショック。おばあちゃんの介護用バケツが・・・

私たちが行っている訪問介護は、そこのご自宅にある物を 使ってサービスを提供します。 わざわざ新しい物を購入してもらう必要はありません。 新規契約をした時に、実際に使わせていただく場所や物を伺い 教えて頂きます。 例えば、体を拭いたり、オムツ交換…

戻りつつある父の施設生活

父がお世話になっている老人保健施設でコロナ感染が発生して 父の施設生活は一変してしまいました。 居室から出られず、トイレも居室でポータブル。 その後食堂にだけは出られるようになったけど席はバラバラでおそらく 感染者だけが集められたテーブルに移…

コロナはなかなか抜けない

デイサービスからコロナをもらってしまい、10日間の自宅待機が やっと終わった利用者さん(おばあちゃん)。 介護者が腰を悪くしてしまい、ケアマネさんはショートステイの利用を お勧めし、介護者に少し休んでもらう様に手配しました。 ところが先日また…

私たちに無かった介護者の発想

要介護5のおばあちゃんを自宅で介護されているお嫁さんは、民間の デイサービスの厨房にお勤めです。 平日週3回は私たちのデイサービスを利用されていますが、残りの 週2回はヘルパーがお昼の軽食とオムツ交換で訪問しています。 要介護5で、ほぼ寝たき…