遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

え?どうして?

号泣し気を取り直して父の病室に戻ると主治医の先生が父にも病状説明をしていまし

た。父は主治医の話を十分理解し治療についても、納得していました。

 

私から主治医に質問をしました。ふつう言語が不自由になるのは、右麻痺の場合が多い

ですが、父はなぜ左麻痺なのに言語が不自由なんですか。

医師からの説明は、今回梗塞を起こした場所が言語中枢ではなく運動機能の所だったの

で、上手く喋れないという症状が出ていると思われるとの事でした。

そういうことなのかと一応納得しました。

 

治療を続け、総合病院に入院できる期間は2週間程度との事で、その後はリハビリ病院

に転院する事になると説明されました。父にもその旨を説明し了承を得ました。

 

それから私と母は病院のソーシャルワーカーさんの所へ行き、リハビリ病院選びをしな

ければなりません。私も都内のリハビリ病院などどこにあるかもわからないので、色々

説明を受けて、自宅から比較的近い病院へ転院する事を決めました。

 

都内は選択肢がたくさんあり、うらやましく思います。

現在私の住むところにはリハビリ病院なんて決まった所しかありませんから。

 

父は様子観察入院中に脳梗塞が見つかり、すぐに点滴治療を始められたので、とても

ラッキーだったと思います。医師から説明があった脳出血を起こすこともなく、ほぼ

2週間で病状も落ち着きリハビリ病院に転院する事が決まりました。

 

病状が安定したと言っても、一人でトイレに行くことも、一人で車いすに移乗する事

もできない状態でした。リハビリを行う事でどのくらい回復するのか、楽しみでもあり

怖くもありました。