私には笑える話も、父にとってはちっとも笑えません。
認知症の高齢者が、施設の中でも自分の部屋がわからなくなる事はよくある話です。
しかし母は父の家族として病院に面会に行っているわけで、入院者ではないのです。
その家族が、夫の病室がわからなくなり、物を置き忘れ、やはり父にとっては毎日が
ハラハラしていなければならない様です。
携帯に紐をつけて首からかけるように言っても実行しないのでこの有り様です。
携帯を入れる袋に紐をつけて来ましたが、その袋に携帯が入っていなければ、
何の意味もありませんでしょ
私はこの文章を読んだときは、おかしくて一人で笑ってしまいましたが、父に
すれば笑える話ではなく、夜もねむれなくなるだけ不安になる事だったのです。