遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母の認定更新

アルツハイマー型認知症と診断された母の認定更新の時期が来ました。

昨日自宅にて認定調査が行われました。

 

前回は私が立ち会っての調査でしたが、今回はどうしても立ち会うこのができない

ので、立ち合いをケアマネさんにお願いしました。

 

認定調査といえば、母に限らず多くの人が自分は何でもできると調査員さんに

言います。

今回の母もやはりそれに近かった様です。

ケアマネさんも父も、日ごろの母の様子を調査員さんに伝えてくれたようですが

母は納得できなかったかもしれません。

 

だって、自分は何でもできるのに、なんでできないって言うのよ。

 

って心の中では言っていたと思います。

 

母は認知機能だけではなく、歩行状態もだいぶ低下きています。

しかしその自覚もあまりありません。

 

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この間は、この玄関で転んで、玄関ドアと踏み台の間に体がすっぽり挟まってしまって

立ち上がるのに大変だったって言っていました。

 

今は自宅から郵便局まで歩けば30分くらいかかります。

しかし母の感覚は昔のままで、10分くらいで歩けると言います。

 

更に昔から声の大きい母ですので、何も知らない人が聞けば、本当の

様に聞こえます。だから騙されます。

 

今要介護1の認定で、デイサービスも週3回楽しみに出かけています。

これがもし要支援になってしまったら、週3回は行かれなくなってしまいます。

 

意見書をお願いしている主治医の先生は、たぶんちゃんと書いてくれると

思うので、大丈夫かと思いますし、調査員の方も随分頑張って特記事項に

記入をしてくれたようなので、それほど心配はしていませんが、万が一って

事もあるので、ちょっとドキドキしています。

 

昨日も母から電話がきて、

「毎週月曜日にお掃除に来てくれている人がね、男性トイレの水を出しっぱなし

にしたままで帰ったんだけど、どうすればいい。」

っていうから、

「私が電話しておくね。ただ注意だけしてもらえばいいんでしょ。」

「そうね。気を付けてもらえればそれでいいわ。じゃ伝えてね。」

そういって電話を切ったんです。

私からちゃんとその旨をかかりの人に伝えました。

それなのに、すぐに自分でも派遣している事業所に電話をかけたみたいで、

伝えてって私に依頼したことをもう忘れてしまっていました。

 

急激な低下はありませんが、やはり少しずつ進んでいるのはわかりますし、

受け入れなければならないんですが、受け入れたくない自分もいます。

 

両親にはもう少しこのまま頑張ってもらって、私の遠距離介護を続けさせて

もらいたいなと思っています。