高齢者にはよくある話かもしれません。
とにかく病院が好きなんです。
通院介助の新規依頼で一緒に病院に行きました。
今まで一人で通院していましたが、一人で歩くのが大変になり、
車いすでの介助が必要との事で同行しました。
ケアマネさんからの事前情報がほとんどないまま、
サービスを開始しました。
耳鼻科、外科、内科と3科かけて受診しました。
耳鼻科は耳垢の除去でした。
以前耳掃除を自分で行ったときに耳に傷をつけてしまい、
それ以降は耳掃除のために月2回通っているとの事。
外科。下剤がなくなったから、処方してもらいに。
予約なしで薬がなくなったときに受診。
内科。安定剤だけ30日分しか処方できない薬だから、
なくなった時受診。
その他、整形外科、脳外科、眼科、婦人科、皮膚科、神経内科。
小児科以外はすべてかかっている感じでした。
それぞれに薬が処方されていて、薬の種類はいったい何種類?
皮膚科は塗布する場所ごとに薬が違っています。
通院介助を行う際は大体の受診内容を把握したうえで介助します。
医師の話が通じない様では介助した意味がありませんから。
しかし、今回のこの方はなぜその科を受診しているかを一切教えて
くれません。ただ車いすを押してくれればいいっていう感じです。
通院から戻れば、通院介助報告書をケアマネに提出します。
通常は「〇〇の為受診する」から文章が始まりますが、
それが書けないんです。
個人情報なので教える必要はないって言われればその通りなんですが、
初めてのケースです。
そして、この受診科の数。これも初めてです。
婦人科は2か月に1回健診に来ているとの事。
とにかく心配性なんだそうで、病院に行かないと不安なんだそうです。
悪いところがあって病院に行くのではなく、何も起こらないように
病院に行っているんでしょう。
悪い事ではないでしょうけど、疲れるんだそうです。
自分でそうしているはずなのに、変えられないみたいです。
私たちは今後どんな助言をしていけばいいんでしょうか。
必要最低限の受診でいいのではないかと促していきたいと
ケアマネさんも言っていました。
そう思います。
でも、この方にとっては酷なことなんででしょうか。