今日も母から電話が来ました。
要件は先日も書いた、隣の息子さんが亡くなってからのその後の
事での相談だったので、その話はすぐに終わりました。
そのあとに、
「最近ね、お父さんの耳が遠くてね、さっぱり聞こえないのよ。
デイサービスにも行っているでしょ。だからみんなに迷惑が
かかっているんじゃないかと思うのね。」
「耳が遠くなったのなんか、今に始まった事じゃないでしょ。」
「いや~、あまりにも聞こえないから、ほっといていいものなのか、
しっかり治してもらうのに、手術でも受けさせたらいいのかと思って
さ。ちょっと聞いてみたかったの。」
どうやら母は父の耳が遠くなった事も忘れてしまっているような
発言でした。
更に手術とか言いだしたのにはびっくりしました。
若い人なら、手術で治すって事もあるかもしれませんが、
90歳を過ぎてから耳の手術なんて聞いたこともありません。
それに父の耳は、多少脳梗塞の後遺症もあるのかもしれませんが、
大きい声を出せば聞こえますし、テレビも耳元のスピーカーが
あれば、ちゃんと聞こえています。
でも母との会話にはきっと支障があるんでしょう。
「いつも大きな声を出さなきゃならなくて大変なのよ。」
って言っていましたので。
でも母の声は普通よりかなり大きく、我が家に遊びにくれば
隣のおばさんが、「お母さんが来たってすぐにわかる」って
言われるほど、地声が大きいんです。
それなのに、母の声が聞こえづらいんでしょうか。
いずれにしても
「お父さんに手術なんて無理よ。わざわざ切って治す必要はないでしょ。」
って母に言いました。
最初は腑に落ちないような返事がありましたが、私に言われたら
いう事を聞くしかないといった感じです。
電話があるたびに、今度は何を言うのかなとハラハラしながらも
ちょっと楽しんでいる私でした。