遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

感じの悪い家族さん

お盆シーズンに入り、遠方から帰省する家族さんがあり、

訪問をキャンセルされるかたもたくさんおられます。

 

年に一度の帰省で、田舎で待つ高齢者の方々は本当に楽しみに

しておられます。

私もそうですが、冬は飛行機が飛ばなかったり、電車が止まったり

するので、お正月帰省を避ける方が多いんです。

 

事業所としても普段お話する事の出来ないご家族から、色々な事を

聞いたり、あるいは訪問した時のご様子をお話したり、お盆の帰省は

普段にない忙しさがあります。

 

遠方から帰省するご家族は、たいていはお会いすればお互いに

ねぎらいの言葉をかけあいます。

 

「いつもありがとうございます。」

 

「遠いところお疲れ様です。」

 

そうやってコミュニケーション取り合い、また安心して都会の

方へ戻って行かれます。

 

ところが、普段は仕事で家にいない方々が、お盆休みで家に

いらっしゃるというご家庭も結構あります。

 

このご家族が問題なんです。

 

いつも訪問時に車をとめさせていただいている場所に、いつも

通りにとめてサービスを提供させていただいていると、同一

敷地内に住む、普段はいない孫さんが、どこからかお帰りになって

おじいちゃん宅にものすごい形相で入ってきて、

 

「この車、じゃま。どかして」

 

と、言ったんです。

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このお孫さん、かなしい事に30代の女性なんです。

どう思われますか。この言い方。

 

まるで、おじいちゃん・おばあちゃんに関わっている人なんて

私には関係ないと言わんばかりです。

 

もちろんそうでない方も大勢おられ、孫さんが本当によく面倒を

見てくれるっていう方もあるんです。

 

しかし、今日のこの孫さんにはがっかりです。

 

このお宅にはお掃除で訪問していますが、お盆の長期休暇であっても

孫さんがおじいちゃん・おばあちゃん宅に顔を出す事はないそうで、

ご家族が同一敷地内にいても掃除一つしてあげる事はないそうです。

 

別にいいんです。やらなくても。だから私たちに依頼があったんです。

でも邪魔者扱いされる覚えはないと思います。違いますか?

そんなに邪魔ですか。

 

狭い敷地ならわかりますが、違うんですよ。

今日は本当に悲しかったです。

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このことを担当ケアマネに話したら、

「この孫さんは私の中でもワースト3に入る、感じの悪い孫さんだ。」

って言っていました。

ケアマネさんもやられていたんですね。

 

ヘルパーはまだまだ介護の専門職とは見てもらえず、今でも

「掃除婦来てる」

とか言われます。

 

残念ですが、これが現状です。

見下された言い方が一番心が折れます。