遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

いくら言っても無理するおばあちゃん

腰椎の圧迫骨折で入浴介助を利用しているおばあちゃん。

 

高齢者の圧迫骨折は繰り返すことがあるので、大事に

しないとまたすぐに骨折してしまうかもしれません。

 

2か月入院加療し退院して1か月。

まだコルセットを寝る時も外してはいけません。

 

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胸から腰までの大きなコルセットですから、苦しいと思います。

 

 

そんな中、唯一コルセットを外せるのが入浴の時間。

 

しかし入浴時にも注意が必要で、前かがみになったり、両手を挙げて

頭や顔を洗ったり、上体をねじったりはできません。

 

だからこそ入浴介助に入っているんです。

 

ケアマネさんから話が会ったときは、コルセットも入浴後

すぐに装着するように言われました。

 

それなのにこのおばあちゃん、ケアマネの助言もヘルパーのいう事

も一切聞きません。

 

両手を上げられないので、シャワーチェアにつかまって座っていて

ほしいのに、頭を洗った後に自分で顔を洗いたいと希望されます。

 

待ったも聞かずどんどんと手を離してしまいます。

 

せめて片手だけでも椅子につかまっていてほしいのに、全然

お構いなしです。こちらの方がハラハラします。

 

 

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入浴介助後コルセット装着の声掛けをすると、

「汗がひいてから自分でつけるから大丈夫。」

って言います。

 

ヘルパをー利用して長い利用者さんなら、

「ダメダメ、つけますよ」

と言ってどんどんつけてしまいます。

それだけの信頼関係もできていますので。

 

でもまだ新規の利用者さんに無理にやることはできません。

 

ヘルパーもケアマネも考える事は同じ。

すぐに同じことの繰り返しになる。

でも誰の助言も聞かない。

 

素直になろうよ。

自分の思いと少し違っても、若い者の言ってる事も

少しは聞こうよ。

 

このおばあちゃんの対応には苦慮しています。

 

また病院に逆戻りするのも時間の問題かな。