私もアラ還。
仕事柄自分がもし認知症になったらとか、寝たきりになったら
子供たちにどうしてほしいかをちゃんと伝えておかなければと
思う今日この頃。
老後２０００万円問題で一時盛り上がったけど、最近落ち着き
ましたか？
そう、まずそんな大金はない。
じゃあどうする。
私の理想はお金があるなら、しっかりした施設で
専門職のお世話になって手厚い介護を受ける事。
これは非現実的。あくまでも理想。
子供たちは遠方でそれぞれの生活を開始して、今は
子育ての真っ最中。
やはり子供の生活を壊すような事はしたくない。
現実的な話をすれば、お金がない人は施設には入れない。
特別養護老人ホームなら、比較的安価で入所できるが
それは寝たきりで要介護度が高い場合の事。
この田舎でも１か月１０万円ではどこの施設も入れない。
今日一緒にいたパートヘルパーさん。
彼女が話始めた。
「自分の子供は男の子だけで、兄弟にも女はいない。
自分が病気で入院したら、洗濯をしてくれる人もいない。
だから正直、旦那より早く死にたいのが本音です。」
そう来たか。
在宅で一人暮らしになる。
しばらくは何とかなるでしょう。でも９０歳近くにもなれば
できない事が増え、物忘れも出てきて、結局は子供たちの
お世話になるんだろうか。
どう考えても、生きていくにはやはりお金が物を言う。
今からどのくらい貯蓄できるんだ。
すでに手遅れ。
以前の利用者で鉱山を退職し、１か月の年金が３０万のおじいちゃんが
いた。そのおじいちゃん寝たきりになっても大事にされていた。
おばあちゃんは息子さんに
「あんたは寝たきりで３０万稼げるか」
って言っているって。
そのくらいの年金があったら、生きているだけでありがたい存在
となる。
しかしこれからはそんな年金もらえるはずがない。
自分で辛抱して蓄えるしかない。
あと数年の現役。この数年が勝負かな。
介護保険の利用料を支払えるだけのお金を最低限確保して
元気なうちはもちろん自宅で暮らそう。
その後の事はまたゆっくり考えようっと。
なかなか結論は出ないけど、早めに考えておかなきゃ。
それこそ手遅れにならないうちに。
