職場の在宅部門の学習会は毎月行われます。
先日はハラスメントについての学習会を私が行いましたが、
今日は認知症サポーター養成講座をキャラバンメイト3人で
行いました。
包括支援センターの看護師さんが中心となって行いました。
今回私が担当したのが、認知症の方に対する対応についてを
ロールプレイで行う事でした。
ロールプレイってわかりますか?
日本語で言うと、役割演技です。
認知症の高齢者役と介護者役の二人の会話を、3つのお題を
準備して行いました。
居宅チーム、デイサービスチーム、ヘルパーチームと
3事業所の学習会なので、それぞれに頑張ってもらいました。
居宅チームがやってくれたお題
「お昼ご飯食べてないんだけど、まだですか」
この認知症高齢者の言葉に対してどのような返事をするか。
これを演技してもらいます。
まずは無表情で
「お昼ご飯はさっき食べました」
と演技してもらいます。
それを言われた認知症高齢者はどう思ったか。
そして望ましい対応として
「あ~ごめんなさい、今準備しますからね。でもその前に
お茶でも飲みませんか」
といって気持ちをそらし、否定的な言葉は使わない。
こんな感じで、職員を指名し役者になってもらいます。
いや~、介護職のはずなのに、とっても上手。役者。
ここの方言をつかいながらやってくれて大爆笑。
大うけでした。
ここの方言で言うと・・・
「あの~、昼のまんま、まだ食ってないんだけど、まだだすか」
「あや~、さっき食ったべしゃ。忘れたか。」
こんな感じ。
ちゃんと爺さん婆さん用のかつらも準備してやったんです。
認知症の事についてのまじめな講義は、包括の看護師や
居宅のケアマネが行い、こういうリラックス部分を
私がやりました。
堅苦しい講座を聞くだけではなく、全員参加型の講座にすることで
とても良かったと自負しております。
この講座を受けた人全員にオレンジリングが渡されます。
みんな喜んで受け取っていました。
実際認知症の身内に対して、こんな模範的な声掛けができるかと言ったら
なかなか難しいと思います。
頭ではみんなわかっています。
仕事だからできるんです。他人にはできるんです。
自分がキャラバンメイトであっても、母にはしょっちゅう
「ダメ」だとか「なんで」だとか言ってしまいます。
でもしょうがないんです。それが身内だから。