遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

弟が車いすを買ってくれた。弟への感謝。

今日の夕方弟から電話があった。

 

「あのさ、車いす買ったから」

「え、買ったの?」

「そうだよ。だってさ、ぜんぜん歩けなかったんだもん」

 

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弟は父が脳梗塞を発症するまで、何十年も父とはほとんど会話もしていません。

昔私が嫁いだ後に親子の間で何かのもめごとがあった様なんです。

 

母から聞いたような気はしましたが、内容は忘れてしまいました。

 

そして父が入院し母を送り迎えしていると聞いたときは、ビックリした

というよりは感動しました。

 

ちゃんとやってくれているんだ。

 

今も遠く離れた娘(私)は、あてにならないけど、弟は毎日両親の所に

顔を出し、何かと手伝ってくれています。

 

そんな弟の事を母は、

 

「本当によくやってくれるわよ。なかなかできない事よ」

 

って褒めます。

 

私もそう思います。

 

申し訳ないと思います。

 

父が入院してまもなく、筆談で書いた中に

 

「(弟の名前)昔色々あったけどゆるしてほしい。

 

これからはお母さんのことを助けてほしい」

 

って記されていました。

 

弟に確かそれを私から伝えたと思います。

 

弟はたぶんそれからは両親に寄り添い、両親のために時間を作り

面倒を見てくれるようになりました。

 

弟は介護はできないけど、それ以外の事は大丈夫だからと言ってくれます。

 

昨年からの両親の介護が始まるまでは、私と弟もほとんど話をする事も

ありませんでした

 

でも今はたった二人の姉弟で協力して高齢の両親を一生懸命支援しています。

 

車いすだってレンタルもできます。

 

しかし弟の気持ちがとてもうれしく、大事にしたいと思い、レンタルも

できたのにとは言いません。

 

もちろんレンタルにすればまた両親の負担が増えますので、それも考えて

購入したのかもしれません。

 

弟がいて本当に良かったです。

 

今になって、優しい弟だったんだと思います。

 

両親がもう少しこのまま自宅で生活できるように、姉弟協力して

頑張っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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