遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

デイサービスから電話がありました。

 

 

父が腰椎の疲労骨折を起こしてから、両親ともにデイサービスを

お休みしています。

 

心配してデイサービスが電話をくださいました。

 

母が入浴していないんではないかという事を

心配しての電話でした。

 

父はもともとヘルパーさんに在宅入浴をお願いしていましたが、

母は完全にデイサービスだけでの入浴だったので、入っていない

んではないかと言われました。

 

そうだよなと思うので、私の方からもし以前お願いしたように、早めに帰宅

させて頂けるのなら利用させて頂きたいと伝えました。

 

そしたら、それで対応しましょうとのお返事をいただきました。

 

早速両親に電話をしました。

 

なかなか出ません。携帯にも、家の電話にも。

 

夕食めがけて掛けたら何とか出ました。

 

「はい、こんばんは」「なあに」

 

「家の電話も聞こえなくなっちゃったの?」

 

「さあ、わかんない。気が付かなかったわね。」

「要件はなあに。」

 

「デイサービスから電話が来てね、お母さんお風呂に入っていますかって」

 

「あらそうなの。全然入ってないわよ。」

 

「やっぱり。」

「また半日で入浴と昼食で来ませんかって。」

 

「あら、そうなの。お父さん、私またデイサービスに

お昼ご飯まで行ってもいいかしら。」

 

「腰がね全然良くならないからね、なるべくなら行かない

方が良いんだけどね。」  

 

「そうなんだ。」

 

「お母さんは家でお風呂に入ろうと思えば入れるのに、

何で入らないのかしらね。」

 

「あたし。入れるわよ。」

 

「でも入ってないんでしょ」

 

「そうね、入ろうとは思うんだけど、入らない

のよね。なんでかしらね。」

 

「めんどくさくなるんでしょ。」

 

「そうか、それも認知症のせいか。」

 

「じゃあ、デイサービスはもう少しお休みにして、

お母さんのお風呂もヘルパーさんに声をかけてもらう

ようにお願いしようか。お手伝いはいらないでしょ。」

 

「そうね。一人で入れるからね。良いように頼んで

ください。」

 

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という事で、ヘルパーさんの訪問中に入ってもらうように

声掛けと見届けだけお願いする事にしました。

 

デイサービスのお心遣いが大変ありがたかったんですが、

まだ母がいないと父はダメみたいなので、仕方がありません。

 

明日ケアマネさんとヘルパー事業所に連絡し、デイサービスにも

お返事をしたいと思います。

 

 

全然良くならない父の腰痛も困りました。

 

まだトイレに行く時も車いすを押して行っている様だし。

 

やっぱり長期戦になりそうですね。