遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

怖ーい上司も普通の人間だった。

 

 

 

いつもみんなから恐れられている上司M。

 

みんなMのご機嫌を伺い、今は話しかけて良い時かダメな時かを見極め

ながら接している。

 

ご機嫌を伺わないで話しかけ、私は何度も地雷を踏んでいる。

 

そのたびに言われる言葉が

 

「それがどうしたって?私に何をしろっていうの?私に何をしてほしいの?」

 

これを言われるたびに

 

「すみません。申し訳ありません。」っていうしかないんです。

 

相談にならないんです。

 

言わなきゃよかったと後悔するだけ。

 

 

そんなMに異変が。(怖い話じゃありません)

 

15時ころになると、なんとなく疲れが出てきて睡魔に襲われます。

 

私はそんな時おやつを食べて目を覚ます事があります。

 

先日、彼女がみんなで食べるお菓子が入っている棚をあけ、柿ピーを

取り出し、一粒ずつポリポリと食べ始めました。

 

めったにそんな光景は見ないので、みんなも違和感を感じていたと

思います。

 

ポリポリ、ポリポリ。

 

そのうちにそのポリポリが聞こえなくなりました。

 

え、と思ったら、なんとあの怖いMが居眠り。

 

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見た職員は大うけ。

 

そして、

 

「なあ~んだ、普通の人じゃない(笑)」

 

さすがのMも睡魔には勝てなかったみたいです。

 

 

なんとなく可愛く見えてしまいました。

 

 

こんな時に話かけたら、どんな反応するのかしら。

 

 

怖くて誰も声かけられませんでしたけどね。

 

 

今日はMが公休日。

 

 

みんなで大笑いしてしまいました。

 

涙流して笑っている職員もいました。

 

Mの話題で笑えるなんて滅多にありませんからね。