遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

今日は整形の結果とパットの効果です。

 

 

 

 

昨日予告した通り、今日の電話は父の整形外科受診後の報告と

昨晩使用した尿とりパットの効果についての報告がありました。

 

それが電話が来た時私は車の運転中でした。

 

12月から運転中の携帯使用等罰則がさらに厳しくなって

下手すれば一発免停になりかねません。

 

たまたま信号待ちだったので、

 

「今運転中。かけなおすから」

 

と言ってすぐ電話を切り、15分後くらいに自宅に着いたので、

すぐにかけなおしました。

 

「今家に着いたよ。」

 

「あらそうなんだ。ご苦労さま。・・・・・」

 

「で?どうだったの?」

 

「何が?」

 

またしても自分で電話を掛けた事なんかすっかり忘れた母。

 

「お父さん、私何を聞こうと思って電話したんだっけ。

忘れちゃったわよ。」

 

そして父に代わりました。

 

「色々送ってくれてありがと。使ってみたらね、尿漏れし

なかったよ。

それを言いたかっただけだよ。」

 

「そう、良かった。整形はどうだったの?」

 

「あぁ、検査の結果はね、骨粗しょう症の治療を

するまででもないって。だからね、痛み止めの薬

と湿布を貰ってきただけ。

腰の痛みは薬で何とかなっているから、このままだね。」

 

父からの報告を聞いてちょっと一安心。

 

尿漏れもなんとか食い止めたし、腰痛も良くなってきたので、

心配事が少し減ったような気がします。

 

今度心配しなきゃならないのが、母の認知症の進行ですかね。

 

とにかく忘れます。仕方ありませんが。

 

今の母の歩幅は昔の半分以下。なかなか前に進みません。

 

そんな歩行状態なのに、昔よく通っていた荻窪の温泉に行こうと

思っているなんて言うんです。

 

やめて頂戴って言いました。

 

そしたら、なんで行っちゃいけないの?って。

 

「行っちゃいけないんじゃなくて、

今の状態じゃ行かれないでしょ。」

 

「なんで行かれないのよ、それくらいの所なら

行かれるわよ。」

 

頭の中は昔のままの自分です。

 

「周りの人は心配なのかもしれないけど、

自分では全然普通だと思ってるのよね。」

 

あれ、ちょっとまともな発言。

 

「お願いだから一人で行かないでね。」

 

「はい、わかりました。」

 

まあ私が止めれば行くことはないと思いますが、止めるばかりじゃ

母のストレスが溜まってしまうので、何か別の策を考えないと。

 

 

片方良くなれば片方に心配が出てくるんですよね。

 

こうやって月日が流れていくんです。

 

介護って先が見えず、パニックになってしまうご家族がよくあります。

 

私は仕事柄パニックになる事はありませんが、でもどうしようかと

悩みながら日々を過ごす事自体は利用者家族と同じです。

 

それも離れている分、近くにいるご家族の様にしてあげられない部分が

沢山あります。

 

だから頭でわかっていてもできない事に憤りを感じ、何とかして

あげなきゃって必死になってしまします。

 

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両親にはどうしても寂しい思いをさせてしまっていますが、私なりの

両親への思いは伝わっているんじゃないかなと勝手に思っています。

 

上京から半月経ちました。あと半月です。

 

 

 

 

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