遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

夜中の3時に母から電話。

 

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今朝3時。私にとっては真夜中です。

 

スマホの目覚ましで起床している私ですが、違う音楽に

ビックリ。

 

確認すると母からです。

 

これは何かあったと思って飛び起きました。

 

「なに?どうしたの?」

 

不安いっぱいで電話に出ました。

 

「もしもしあのさ」

 

あら?いつも以上に元気な母。

 

「どした?」

 

「日中仕事で働いているお母さんがいるじゃない。」

 

「???日中働いているお母さん?何言ってんの?」

 

「日中働いているお母さんの代わりに、子供を幼稚園に

 迎えに行って家で子供を預かってあげようかなと

 思ってるんだけど、どう思う?」

 

真夜中3時に電話でこの話です。

 

母は昔60代~70代くらいまで、保育サポーターとして

何人もの子供たちを自宅で面倒見ていた事がありました。

 

60を過ぎてからヘルパー2級の資格を取ったり、保育サポーター

は確かその後に取りました。

 

保育サポーターとしてはだいぶ長く活動しており、

中にはアメリカ人の子供もいたことがあり、父がある程度

英語もわかったので、区の担当からも重宝がられてしょっちゅう

声をかけてもらっていました。

 

その記憶がよみがえってきたんでしょう。

 

「なんで今そんな話をするの?」

 

「いや~、日中暇だからさ、どうかなと思ってあんたに

聞いてみようと思ってね。」

 

「あのさ、今何時だと思ってるの?」

 

「え?今?えっと3時かな。」

 

「今夕方じゃないのよ。なんで起きてるのよ。」

 

「トイレに起きてね。ちょっと電話してみようかなと

 思って電話しちゃったの。寝てた?」

 

「寝てるに決まってるでしょ。」

 

「あら、ごめんなさい。」

 

もう、全く。昼夜逆転した?

 

日中仕事の合間で母に電話を掛けました。

 

もしかして日中寝てるかもしれないので。

 

そしたら案の定寝てました。

 

「ちょっと、何で寝てるのよ。ダメだよ、また夜寝ら

れなくなるわよ。」

 

「そんな事無いわよ。」

 

「夜中の電話覚えてる?」

 

「覚えてるわよ。寝てるのに悪い事したなと

思ったわよ。」

 

あら、まともな事言ってる。

 

電話の内容も覚えていたし。

 

「だからなんで急に昔の事を思い出したの?」

 

「それがさ、昔子供の時預かっていた子のお母さん

から大学を卒業しましたってはがきが来たのよ。

引っ越しちゃって今は近所にはいないんだけど、

連絡くれたのよ。」

 

 

「え~。それはありがたい話だね。それで思い出

したんだ。」

 

「そうかもしれないね。」

 

「でも今は無理よ。できないよ。」

 

「そうか。わかりました。」

 

母の思い出は大事にしつつ、現実にはできない事も伝え

何とか話は終わりました。

 

 

 

 

 

しかしビックリしましたよ。

 

夜中の電話は初めてでした。

 

これからもあるんでしょうか。

 

正気なところと、おかしなところと半々でした。

 

 

夜は寝て下さい。お願いします。

 

 

 

 

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