遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

また訪問忘れされちゃいました。

 

 

カンファレンスバナー

 

 

 

 

昨晩の父からの電話。

 

「今日ねヘルパーさんが来なかったんだよね。

お母さんがね、カレンダーにヘルパーさんお休み

って書いてあるって言うんだけど、何か聞いてた?」

 

「お休みは元旦だけのはずだよ。」

 

「そうだよね。」

 

あ~あ、またやってしまいましたね。

 

前回訪問忘れした時に、ケアマネさんからヘルパー事業所に

次やったら事業所の変更を考えざるを得ないと言ってあるん

です。

 

でもやってしまいました。

 

今日ならケアマネさんも出勤していると思い連絡をしました。

 

「昨晩父から電話が来て、ヘルパーさん来なかったんだそうです。」

 

「え~~。またですか。いや~どうしますか?

まず管理者に連絡とってみますね。」

 

まもなく管理者から電話が来ました。

 

「大変申し訳なかったです。予定していたヘルパーに確認したら

単純に忘れてしまったと言っていました。本当に申し訳ありません。」

 

まあ人ですから忘れる事もあるのはわかります。

 

私にもありましたから。

 

問題なのは、訪問忘れがあった事がその日のうちにわかる

体制ができていないって事です。

 

私の事業所では訪問を終わってくれば、事業所のスケジュール表に

確かに行ってきたというチェックをするようになっています。

 

夕方には全部の利用者さんに行ったかどうかの確認ができます。

 

遅い訪問の利用者チェックは行く前にチェックし、職員に一言

「〇〇さんのお宅に行ったらそのまま帰宅します。」

と言ってチェックしていきます。

 

こういったチェック体制ができていないから、訪問忘れがあっても

利用者から言われない限りわからないんだと思います。

 

母がカレンダーの3日にヘルパーさん休みと書いてあったと

言うのは謎です。どういう経緯で書かれたのか全然わかりません。

 

管理者さんから直接実家にも電話をしてもらい、謝罪をしてもらい

ました。

 

先日要介護2で認定された父は、朝の清拭を毎日にしてもらいたいと

希望していました。

 

現在二人のヘルパーさんが交代で来てくれていますが、毎日に

なるともう少し対応人数を増やさなければならないと思います。

 

増回の希望もケアマネさんには伝えてありましたので、やはり

同じ事業所でいいのか改めて確認されました。

 

父の清拭に来てくださっているヘルパーさんを父は絶賛しています。

 

事業所を変えれば、そのヘルパーさんともお別れしなければ

なりません。

 

それはやはり父にとってはマイナスになります。

 

事業所を変えるのは余計な労力を使います。

 

契約のし直し、やらなくていい担当者会議の開催、二人分の

アセスメント等々

 

面倒なんです。

 

でもケアマネさんはそんな余計な労力を使ってでも、利用者側で

事業所変更を望むならその通りにしてくれます。

 

私も月1回の上京でそんなことをする時間はないんです。

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパーも担い手が少なく、定年を設けていない所も結構あります。

 

ただ掃除をすればいい、調理をしてくればいいなら定年がなくても

良いと思います。

 

しかし介護保険のヘルパーはそれではいけないと思います。

 

介護のプロとしてただ掃除するだけではなく、掃除をしながらも

住環境の変化だったり、もちろん利用者の体調だったり、色々な

視点を持って訪問しなければなりません。

 

その視点も各利用者によって違うと思います。

 

そういった細やかさが、年を重ねるとどうしても

忘れっぽくなったりしてしまいます。

 

今回の訪問忘れも、60歳をとっくに過ぎたヘルパーさんでした。

 

忘れた理由なんてありません。ただ忘れてしまったんです。

 

忘れたヘルパーさんを責めるつもりもありませんが、

困るのはやはり待っている利用者なので、そこだけは

十分にわかってほしいと思います。

 

 

 

うちのヘルパーさん達には

「事業所変えるべきだ」

と言われています。

 

う~ん。決断できない。

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

お名前.com