遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

不幸事がありましたが・・・

 

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正月2日に義父の妹さんが急に亡くなられました。

 

今日はその叔母様の葬儀でした。

 

元旦に家族みんなで夕食を囲み、そこには孫夫婦もきて

とても楽しいお正月だった様です。

 

元々食べる事が大好きで、特に食べたことが無い物を

食べるのが大好きだったと喪主の挨拶の中で聞きました。

 

今年数え年で90歳でしたがとってもお元気で、亡くなる

前日の元旦には好きなものをたくさん食べて、デザートの

イチゴもちゃんと食べて、普通に休まれたそうです。

 

そして真夜中3時頃異変があり、救急車を要請しましたが

病院について10分程度でお別れしてしまったそうです。

 

心臓の太い血管が破けていたとの事でほぼ即死状態で、

苦しむ事もなかったくらい一瞬の出来事だと思うと、

医師が言っていたとの事でした。

 

喪主の長男が言っていました。

 

「母らしかったのかな」

 

美味しい物をたくさん食べて、孫夫婦ともひと時を過ごして

苦しむこともなく一瞬でお別れして、幸せだったと思うって。

 

急な事で家族は何が起こったのかわからないくらい時間が

どんどん過ぎていきましたが、でも冷静に考えたら

こんな理想的な最後は無いって。

 

そうですよね。

 

何より苦しむこともなく、あっという間というのが本人に

とっても良かったって。

 

葬儀の後の法要では、

「母が大好きだった食べる事で、みんなで母を供養してくだされば

母も喜ぶと思います」

って言った喪主の言葉がとっても良かったです。

 

不幸事ではありましたがメソメソした感じではなく、親戚みんなが

明るくておばさんらしい葬儀だったと思いました。

 

 

 

 

 

 

兄である義父は葬儀には参加せずお留守番でした。

 

出かける前に義父の食事介助をしました。

 

やはり目で訴えるんです。

 

「あと無理だ。もういい。」

 

あの目で訴えられると本当かと思い無理強いできなくなります。

 

そして義姉が来て、

 

「さあ食べましょう。はい。」

 

あっという間に完食させました。

やっぱり素晴らしい。食べさせる側が素晴らしい。

 

義父はまだまだ大丈夫。

 

こんな兄夫婦がそばにいますから。

 

 

 

 

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