遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

疥癬の利用者さんに薬を塗りに行ってきました

 

カンファレンスバナー

 

 

先日疥癬がわかった利用者さん。

 

その記事がこちら ↓↓↓↓↓ 

www.maple-enkyori.com

 

包括の担当看護師が、遠方に住む娘さんに電話でお知らせをしました。

 

・ダニが原因の疥癬に感染してしまった事。

・軟膏や内服薬が処方になったが適切にできるかわからないと言ってた事

 

電話をしたのが次女さんで、長女さんと話をしてみるとの事で

電話は終わった様です。

 

それが先週金曜日の話。

 

その後次女さんからは何の連絡もなく、今日になってしまいました。

 

そうですよね。わざわざ感染症の所にはなるべくだったら来たくありません

よね。プロに任せた方が良いと思ったんでしょう。それはわかります。

 

 

 

私と包括看護師二人で、軟膏を塗りに行こうと話をしていたので、

今の状態を確認するため看護師がご本人に電話をしました。

 

だいぶ痒みは良くなったとの事でしたが、まだ背中は痒いと言われました。

 

だったら軟膏を塗りに行っても良いかと聞くと、

 

「わざわざ来なくてもいい」

 

と言われ、

 

「来るなら勝手にくればいい。頼んだわけじゃないけどな」

 

って。

 

ヘルパーがくれば利用料金が発生するから来なくても良いと

言った様です。

 

私たちは押し売りをしたつもりはなく、早く治すために言ったんですが

そうは取ってくれませんでした。

 

そこで包括の看護師が、

 

「じゃあ勝手に行きます」

 

 

 

 

 

疥癬とわかった時点で、動物からの感染について何か情報がないか

と思い、ネット検索しました。

 

犬やタヌキから疥癬が感染する事はある様です。しかし動物から人に

移る事はあっても、その動物からの疥癬は人から人には感染しないようです。

 

ちょっとホッとしました。

 

でも一応ガウンテクニックと軟膏塗布で感染予防したうえで訪問する

事にしました。軟膏はオイラックスを首と両腕に塗りました。

 

ガウンテクニックとは、

  感染防止のために介助者が身につけるガウンの正しい着用方法

 

 

家の前に到着したら、車の中でガウンをつけ手袋・マスクもつけて

帰りに廃棄物を捨てるための袋も準備し、自分たちの手洗い用の

お湯も事業所から持参して外に置き万全の態勢で行きました。

 

勝手にくればいいなんて言っていた利用者も、訪問を喜んでくれました。

 

そしてシャツを脱いで患部を確認したところ発疹に赤みは無く、だいぶ

良くなっていました。

 

処方された軟膏を全身にたっぷり塗りました。

 

足の裏にもしっかり塗りました。

 

軟膏を塗っている時って気持ちが良いみたいです。

 

おばあちゃんに塗ってもらっても、そういう風には塗らないからダメだったな

って、やはり塗り方が適当だったようです。

 

だいいち軟膏があまり減っていなかったですから。

 

来週月曜日の20日が内科の受診日なので、もう1回ちゃんと塗りたいと

思い、

 

「もう1回勝手に来ても良いですか」

 

と声をかけると

 

「遠いのに」

 

と言って拒否はしなかったです。

 

土曜日に行かれたらもう1回塗りたいと思っています。

 

 

くれぐれも犬には触らない様にお願いしてきました。

 

 

でもなんとなく痒いんです。気のせいなんでしょうが、

背中がかゆいです。

 

疥癬。できればお目にかかりたくありませんでした。

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

お名前.com