昨日の続きです。
朝から昨日の火事騒ぎの余韻が残っていました。
息子さんはどこで休んだのか、これからどうするのか。
想像ばかりが膨らみます。
包括は私たちより30分遅く出勤します。
出勤するとすぐに昨日のその後を話してくれました。
息子さんから電話が来たそうです。
結果から言うと、出火原因はヒデオさんの火の不始末でした。
ヘルパーが帰宅した後ヒデオさんは薪ストーブの灰を捨てるのが
習慣だったそうです。
そしてその灰をビニールのごみ袋に入れて、小屋の隅っこにいつもの
様に置いたそうです。
しかしいつもと違ったのが、まだ火が完全に消えておらず、ごみ袋を
置いたすぐそばには薪が積み上げてあり、ゆっくり時間をかけてその
小さな火が薪に燃え移っていたとの事でした。
入院中のヒデオさん本人が証言した様です。
それを聞いた息子さんが病院の中で大きな声で
「何やってるんだ(# ゚Д゚)」
と怒鳴ったそうです。
その場に警察官もいて
「そんなに大きな声を出さないでください。」
と注意を受けるくらいの大声を出してしまった様で、注意されて初めて
我に返ったと言っていたそうです。
ヒデオさんは一週間程度の入院で退院できるようです。
退院後は冬期間だけの越冬施設に入居できる事になりました。
インスリンは夜1回だけなので、毎日息子さんが打ちに来る事で
なんとか入居が許可されたようです。
そこは食事が出ますのでヒデオさんの洗濯と入浴介助で、私たち
ヘルパーはお手伝いに行くことになりました。
長年使い続けていた薪ストーブ。
ヒデオさんには危機感なんて全然ありませんでした。
日常生活に溶け込んでいましたし、必需品でしたから。
でもやっぱり高齢者には危ないんですね。
私たちが言っても長年使ってきたご本人にはピンときません。
これから息子さんは新しい家を建てるそうです。
そこにはもう薪ストーブはおかないでしょう。
同じ思いはしたくないですからね。
でもよくヒデオさんが持っている時にビニール袋が
溶けなかったですよね。
本当にわずかな火だったんでしょうね。
命があって良かったです。
これからも息子さんが安心してお仕事に行かれるように
私たちヘルパーはヒデオさんの支援を継続させていただきます。