遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

第二の猫屋敷に行きました。

 

カンファレンスバナー

 

 

 

以前からブログにしていましたが、利用者さんに猫屋敷の

おじいちゃんがいます。

 

このおじいちゃんはとても良いおじいちゃんで、このおじいちゃんの

ために調理で訪問しているんですが、出来上がったおかずを猫たちが

狙っているんです。それも複数の猫が。

 

ここには週2回訪問していますが、みんな頑張っています。

 

 

先日ケアマネさんから新規の依頼がありました。

 

「管理者。新規のご相談があるんですが。」

 

「はい。ありがとうございます。」

 

私は新規のご依頼があれば必ずご紹介いただいて有難うございますと

お礼を言います。

 

ところが、

 

「あの~、通院の乗降介助をお願いしたいんですが。

え~、自宅に入らなくてもいいので、良いでしょうか。」

 

何だか奥歯にものが挟まったような聞き方でした。

 

「乗降介助ですよね。大丈夫ですよ。」

 

「実はそこのお宅には猫ちゃんが一杯いるんです。」

 

「猫ですか。」

 

「19匹いるんです。」

 

「え、まさか、第二の猫屋敷ですか?」

 

「そうなんです。」

 

でもご依頼はお断りする理由はありませんから、お受けする事に

しました。

 

 

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これは参考画像です。

 

 

先日利用者となるおばあちゃんの退院カンファレンスに行き、

本日契約のためご自宅に訪問しました。

 

玄関からご挨拶をすると、息子さんが出迎えて下さいました。

 

その時点で猫のニオイがすごかったです。

 

契約に伺ったんですが、

 

「どうぞあがって下さい」とは言わないんです。

 

契約は重要事項の説明をし、契約書等に署名をいただいたり印鑑を

押していただいたりしなければなりません。

 

仕方がないので、こちらから

 

「お邪魔させていただいて良いですか?」

 

と言いました。すると

 

「ちょっと汚いんですが良いですか?」

 

と言われ、まさかダメとは言えませんよ。

 

「大丈夫ですよ。」

 

と言って居間に通されました。

 

いや~、慣れているはずの猫屋敷でしたが、やっぱりちょっと・・・

参考画像のようなきれいな居間ではありませんでした。

 

猫のニオイの中で契約を交わし契約書にサインも頂きました。

 

 

事業所に戻るとその場にいたヘルパーさんから

 

「う、臭いますよ。」

 

「やっぱりそうでしょ。」

 

すぐに着替えて洗濯しました。

 

持ち帰った重要事項・契約書もしっかり猫のニオイが。

 

 

ケアマネさんが気にしたのがわかりました。

 

何もかもに臭いがついてしまいました。

 

 

 

やっぱり多頭飼いはダメだと思います。

 

さだまさしさんもCMで歌っています。

 

 

ここのお宅の猫はボスが2匹いて、ボス同士がけんかをする

そうで、小さな家の中で自然の外にいる野生の猫の様に

縄張りというか2つの群れができている様です。

 

第一の猫屋敷とまた少し違う猫屋敷でした。

 

確かに家の中に入るサービスではなかったので良いんですが、

今は良くてもいずれおうちの中でサービスを提供するような

事になったらどうしましょう。

 

ちょっと困りものです。

 

 

通院だけで何とかお願いします。

 

 

 

 

 

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