先日ブログにした友さんの退院カンファレンスに出席しました。
一番の注目は免許更新をいかにして止めるか。
まずビックリしたのが、カンファレンスに出席した友さんが
車いすだった事。
え?車いす?
U字の歩行器で歩行していると聞いていたのに、車いすって。
カンファレンスが始まり、病棟の看護師さんから入院中の事
について話がありました。
入院当初ご本人は膝の手術を希望されていましたが、診察の結果
手術は困難との事で、結局手術はせずに安静とリハビリで様子を
見ていたとの事。
そしてリハビリでちょっと頑張りすぎたのか膝が痛いと言って
今日は車いすを使用しているとの事だった。
リハビリも歩行器での歩行のみで、杖歩行まで行っていないという
説明です。
自宅では歩行器と手すりを使用しての歩行となる様です。
そして免許更新の話になりました。
看護師さんからもできれば免許更新はしない方がいいと言いました。
カンファレンスには長男さんも参加していました。
でもその場で免許更新は止めた方が良いとかそういう免許に
関する発言はしませんでした。
免許更新にはタクシーで行くように言いましたが、本人は運転して
行くと言いました。
4月7日に更新だと友さんが言うと、息子さんが
「じゃあ4月8日は葬式か。」
と言いました。
皆で顔を見合わせてしまいました。
ケアマネさんが、
「友さん、みんなでそれくらい心配しているんですよ。」
「まず行ってみるさ。行ってみなきゃできるかできないか
わからないからな。」
そして知らなかったんですが、友さんの車はマニュアル車で両足が
必要だったんです。そして痛いのが右足なのですが友さんは
「最悪左足だけで運転するから大丈夫。」
と言いました。
さすがに息子さんも
「冗談を言ってる場合じゃないんだぞ。で暮らせるか施設にぶち込むか
その話し合いなんだ。そうな事言うなら施設に行ってもらうぞ。」
息子さんの気持ちはわかります。
ちょっと乱暴な言葉でしたが、本当だとみんなが思いました。
結局ケアマネも、こうなればやらせるしかないと腹をくくった
様です。
事故のリスクが高いのはみんなが十分わかっています。
でもどうする事もできません。
カンファレンスが終わり、帰りのエレベーターの中で息子さんが
「鍵を隠したらいいかな」
と言われました。
その手段は良くあります。でもそれでは友さんが納得しないでしょう。
だからやっぱり私もやらせてみて納得させたうえで免許を返納するのが
ベストだと思いました。
アルツハイマー型認知症の診断もあるので、そっちでも引っ掛かる
かもしれないし、もちろん実技でダメになるかもしれないし、やって
もらう事になりました。
ケアマネさんが言っていました。
友さんは車まで誰かに乗せてもらい、警察についたら一人で歩けないから
駐車場から警察に電話して車いすで迎えに来てほしいと言いかねないって。
免許更新に行って車いすは無いでしょう。
身障用の車じゃないんですから。そんなんじゃ絶対免許更新は
不可能ですよね。
4月7日、友さんの免許更新。どうなるでしょうか。
とうとう、私の住む市内にコロナが来ました。
20代の研修医。卒業旅行でイタリアとフランスに行ってきた。
市内の総合病院に今日から勤務予定だったけど勤務前に検査を
した方が良いとの事で行ったら陽性だった。
職場のみんなで恐怖のどん底に突き落とされた感じでした。
なんでこのご時世に卒業旅行で外国に行くんでしょうか。
医者でしょ。なんで危機感がないんでしょう。
この狭い田舎なのに。こわくて外に出られませんよ。
在宅勤務が無理な職種なんですから。
本当に怖いです。