遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ヘルパーの春の感じ方

 

 

 

今日のタイトル、意味わかりますか。

 

春を感じるって、普通ならきれいなお花や畑の苗、そんなものが

見られるようになると、春だなって思うんじゃないでしょうか。

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20200505202932j:plain

 

 

今日の訪問、二人体制の在宅入浴でした。

 

ここのお宅のお風呂場は天井から温風が出て脱衣室は床暖。

ヒートショックが起こらない様に暖かくなっています。

 

それでも脳梗塞で闘病中の盛男さん。

 

身体があまり温まらず、家の中でもいつも革ジャンやダウンを着て

過ごされています。

 

そのダウンの下にはシャツやズボン下は2枚ずつその上にさらに3枚

でいつも5枚は着ています。

 

入浴中も一人が常に全身にシャワーをかけ、もう一人は体や頭を洗い

体を冷やさない様に気を付けながら入浴しています。

 

その間も天井からは温風が出ています。

 

ヘルパーは大変です。

 

暑くて汗が目の中に入ってしみてきたり、前が見えなくなったり

それでも手は休めずに介助を続けます。

 

入浴後は入浴した盛男さんよりもヘルパーの方が汗だくです。

 

そんな盛男さんが今日は温風も止め、衣類も3枚ずつになって

いたんです。

 

「あれ?温風は付けなくっていいんですか?」

 

「今日はいいな。」

 

「あら、本当ですか。」

 

5月のゴールデンウィーク。やっと盛男さんにも春が来たようです。

 

「春が来ましたね。」

 

「だな。温かくなってきたな。」

 

「2枚も着るものは減りましたね。」

 

「だよ。減ったべ。」

 

これこそが本当の春を感じる瞬間なんです。

 

ヘルパーにしかない感じ方でしょうね。

 

 

真冬の汗だくの在宅入浴から解放される季節。

 

それが春なんです。

 

 

真夏になればまた真冬と同じ汗だくになるんですけどね。

 

 

 

 

今日の夕食。テイクアウト弁当。

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20200505203514j:plain

 

主人のエビフライ弁当。

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20200505203600j:plain

 

私のヒレカツ弁当。

 

ゴールデンウィークで連休の主人が、今日はこの弁当をチョイス。

 

私は食事の支度をすることなく、夕食をいただくことができました。

 

ラッキー💛

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

お名前.com  

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】