遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

母の日。全然サプライズにならなかった(;^ω^)

 

 

 

 

昨日朝から区が支給したパンツが届けられ、それを私からの

プレゼントだと勘違いした母。

 

その電話を貰った時は吹き出しそうになりました。

 

そしてそのうち本物のプレゼントが届き、ビックリさせようと

思ってあえて「お花が届くよ」なんて事は言いませんでした。

 

そしたら父から電話です。

 

「あのね、留守番電話にねお花屋さんから電話が来ててね、

電話番号に電話くださいっていうメッセージが入っていたんだよ。

そしたらね、お母さんがそんなの無視すればいいって言うから

電話してないんだけどさ、もしかしてあんたが送ってくれた?」

 

はあ、そうなったか。

 

パンツは私だと思うけど、お花は私からだと思わないんだ。

 

サプライズにしようと思ったけどダメでした。

 

「そうよ。送ったわよ。」

 

「やっぱりそうでしょ。お母さん、やっぱり(私)が送って

くれたんだよ。ちょっとお母さんに代わるよ。」

 

「もしもし、お花送ってくれたの。じゃあどうすればいいの?」

 

「留守番電話をもう一度聞いて言われた電話にかけてよ。」

 

「留守番電話ってどこにあるの?」

 

「家の電話よ。お父さんならわかるから、留守番電話をもう一度

再生して、お父さんには聞こえないからお母さんがその番号を

メモしてかけてみてよ。」

 

「ちょっとわからないからお父さんに代わるね。」

 

母には理解不能でした。

 

父は理解しもう一度かけてみると言って電話を切りました。

 

そして間もなく再度父から電話。

 

「お母さんに聞いてもらってその番号にかけたんだけど、その番号は

現在使われておりませんていうんだよ。どうすればいい。」

 

「わかったよ。私がかけるからいいよ。」

 

「じゃあお願い。」

 

そして私から注文したお花屋さんにかけました。

 

そしたら、

 

「今向かっています。お電話おかけしたら無言電話だったんです。

でも家にいる事は確認できたので、これからお届けします。」

 

「よろしくお願いします。」

 

再度実家に電話をし、

 

「もうすぐ到着するって。だから玄関で待っててよ。チャイム

聞こえないと困るからね。」

 

というわけで、サプライズ失敗に終わりました。

 

 

 

 

ピンポーン、「は~い」。「娘さんからの花束です。」

 

なんていうサプライズを想像してたのに、全然ビックリしない

じゃない。

 

ま、しょうがないか。

 

 

まもなく、

 

「いま素敵な花束が届きました。ありがとう。」

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20200511213240j:plain

「良かった。無事に届いて。メッセージカードも入ってる?」

 

「あ、これかな。これ誰の顔かしら。」

 

メッセージカードに、以前ひ孫と撮った写真の母の所だけを

入れてメッセージを送りました。

 

そしたら、「これ誰の顔かしら」ってお母さんよ。

 

「え?これあたし?全然ちがう顔ね。」

 

「間違いなくお母さんです。」

 

 

もう、やんなっちゃう。自分の顔じゃないって。

 

でもまあそれなりに喜んでくれたので良かったです。

 

 

父が言っていました。

 

「お花屋さんから母の日にお花が届くのを無視すればいいって

なんでそうなるんだろう。」

 

まあしょうがないですよ。

 

 

 

ヒヤヒヤしましたけど、記憶に残りそうな母の日となりました。

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

お名前.com  

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】