遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父の耳がさらに聞こえなくなっていました。

 

 

ここ最近父から電話が来なくなっていました。

 

何も連絡がないって事は良い事で、特に問題なく過ごしている証拠だと

思っています。

 

今日電話をしてみました。

 

元気な母が電話に出ました。

 

「もしもし、どしたの?」

 

「元気にしてるかなと思って電話したよ。」

 

「元気よ。今ね夕ご飯の準備で台所に来たの。」

 

「お父さんは寝てるの?」

 

「そう。まだ寝てる。」

 

「ケアマネさんから電話が来てね、今月も訪問自粛で訪問できない

からよろしく言ってくださいって。」

 

「あらそうなの。え?ケアマネさんて誰だっけ。」

 

あら、ケアマネさんを忘れちゃったみたいです。

 

電話の向こうから父の声がしました。

 

「ご飯にしてちょうだい。」

 

そして父が向こうの方から

 

「耳がますます遠くなっちゃって、電話では話ができないから、

メールを送ってくれない?」

 

「メールってどこに?」

 

「携帯電話に。」

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母の通訳で何とか会話成立。

 

携帯にメールして見られるのかしら。

 

実家の携帯はガラケーのらくらくホンです。

 

そしたら弟に教えてもらうとの事。

 

メールアドレスの設定はしてあったはずだから送れない事は

ありませんが、ちゃんとできるんでしょうか。

 

父も92歳ですからね。

 

新しい事を覚えるのは大変だと思います。

 

でも父からの要望ですから、やってみたいと思います。

 

明日は仕事ですから、日曜日にやってみます。

 

ラインができれば一番簡単だと思いますが、それはできませんから。

 

でも凄いです。

 

これからメールを覚えてやりたいって。

 

文面は「ケアマネさんが今月も訪問できないって電話が来ました。」

って送ってみようかと思います。

 

上手く読めるか楽しみです。

 

新たな父の挑戦です。

 

できるようになったら、一杯送ってあげますよ。

 

 

 

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