遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

弟が父に集音器を買ってくれました

 

 

お昼休みに元気な母からの電話でした。

 

「もしもし、(弟)がね、お父さんに買ってくれたの。」

 

「え?何を。」

 

「何って・・・これ何?」

 

何だかよくわからない電話で始まりました。

 

後ろの方で弟が集音器だよと言っているのが聞こえました。

 

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こんな感じのでしょうか。

 

これで電話が聞こえるか試してみてとの事でした。

 

父にも使い方が良くわかっていない様子です。

 

イヤホンを耳に入れて聞くんですが、まずイヤホンが上手く耳に

入らないみたい。

 

でも頑張って入れて話をしてみました。

 

「もしもし、聞こえる?」

 

「あ、かすかに聞こえるね。でもこれじゃあ会話はできないな。」

 

また後ろの方で弟が、耳にちゃんと入ってないじゃないって

言っています。

 

母もわからないながらも、こうじゃないのとか言って色々と

やってみている様子がわかります。

 

私のお昼休みの電話だったので、弟が気を使ってくれて、

今の物にならないから、また夜にやってみようという事になり

電話を切りました。

 

 

夜改めてやるつもりでいましたが、やはり私の帰宅が遅く

弟に連絡してやってみようと思ったら、すでに外してしまった

かもと言われ、私の次の公休日にゆっくりやってみようと

いう事になりました。

 

色々やってみている事がなかなかうまくいかず、私が弟の

パソコンに送ったメールはちゃんと届いていましたが、

弟のプリンターのインクが切れて注文しているから、まだ

印刷ができていないとの事で、それも父にはまだ届いていない

状況なんです。

 

 

父との会話がなかなか成り立たず、父も歯がゆい思いをしている

んじゃないでしょうか。

 

でも明日になれば弟のプリンターが作動すると思うので、

私からのメールを印刷してもらえば、父に伝えたい事は伝わる

様になると思います。

 

 

母もいくらかは耳も遠くなってきていますが、でも電話は

まだ大丈夫そうなので、母をとおして会話ができればいいんですが、

それがまた上手くいかないんです。

 

しょうがないです。

 

立派なアルツハイマー型認知症ですから。

 

でも元気で前向きな母なのでそれだけで十分なんです。

 

母のできる事で父のサポートをお願いしますよ。

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