遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ヘルパーが利用者のお金を使いこみしたと疑われました。

 

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私の事業所で起こった事ではありません。同法人のヘルパー

事業所であった事です。

 

昨年度の第三者委員会で報告された内容になります。

 

認知症で一人暮らしをしているAさんに生活援助で訪問しています。

 

食材を購入し調理して食事の提供をします。

 

その買い物代金を現金だと何かとトラブルになるので、ご家族が

イオンのワオンカードにお金を入金し、それで買い物をしていました。

 

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今回の苦情はそのお金の減り方がおかしいというもの。

 

レシートを確認したら、Aさんが食べるはずのない冷凍食品を

購入されていたので、ヘルパーが使い込みをしているのでは

ないかという内容でした。

 

お正月に4万円を入金し、2月に残金が少なくなってきたので

入金してほしいとお願いしたようです。

 

ただ考えると1か月で4万円つかったら、使いすぎだと思うかも

しれません。

 

しかし検証した所、Aさんは認知症の進行から次々と食べてしまい

すぐに冷蔵庫の物がなくなってしまう事。

 

食費だけではなくリハビリパンツ代も含まれている事

 

買い物と買い物の間隔がながくなると、一回の購入金額が高く

なる事などがわかりました。

 

ご家族にしたらおそらく冷凍のグラタンとかパスタなんか

食べるはずがないと思っていると思います。

 

しかし、とても美味しそうに食べてくれます。

 

高齢者だから食べないと思われるかもしれません。

 

認知症が進行してくれば、今食べた事も忘れ、また食べてしまう事は

十分に考えられます。

 

おそらくそれで食材費が多くなっていったんでしょう。

 

ヘルパーが使い込みをしていない事は理解していただけましたが、

1回の買い物を5000円以内で済ませてほしいと言われたようです。

 

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今後食事は朝夕をワンプレートにして、お昼はパンを準備する事、

買い物は毎週ではなく食材がなくなった時に1回5000円までとする

事で了承していただきました。

 

認知症で食事の量が増えた方のその食べ方は本当にビックリするほど

食べられます。

 

それはご家族に口で説明してもなかなかご理解いただけない部分かも

しれません。

 

利用者家族様との信頼関係はとても重要で、その信頼関係なく在宅で

連携を取っていくのはとても大変です。

 

利用者様ご本人はもちろんですが、ご家族とも同じ目線で物をみて

サービス提供していかなければならないなと改めて思いました。

 

 

 

 

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