遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

訪問看護さんと病院看護師さんのいう事が違います。

 

 

 

 

私たちは訪問介護員であって、看護師ではありません。

 

在宅で暮らす高齢者を支えるには、医療の協力が必要です。

 

そこで訪問看護さんに色々とアドバイスをいただくことが

よくあります。

 

今回、透析を行っている利用者さんの事で、訪問看護さんと

透析室の担当看護師さんで、いう事に違いがあって、どちらの

いう事を聞けばいいのかわからなくなってしまいました。

f:id:maple-enkyorikaigo:20200715185138p:plain

訪問看護さんは常に主治医と連絡を取って、その医師の判断で

私たちヘルパーに色々教えてくれていると思っていました。

 

同じように病院の透析室の看護師さんはもちろん医師の言う事

を私たちに伝えてくれていると思っていました。

 

 

 

 

先日の血液検査の結果で、この利用者さんがリンの数値が高く

なっているとの話がありました。

 

透析患者さんの透析食を作る場合、リンやカリウムを減らすために、

野菜は一回茹でて、茹でこぼしてから改めて味付けをしたりします。

 

生野菜も30分以上水に浸けておいてから提供する様にしています。

 

この利用者さんにはそんな食事の提供はしておらず、生協のカタログ

からご自分で食べたいものを注文し、それを温めて提供するといった

食事になっています。

 

今回訪問看護さんから、果物の缶詰は禁止する様に言われました。

 

透析後で食事が進まない時、果物の缶詰ならいくらか喉を通る

様で、頻繁にお出ししていました。

 

もちろん本人希望です。

 

でもそれが禁止の指示でした。

 

じゃあ、生の果物はどうなんでしょうか。

 

生なら少量との事でした。

 

それをヘルパー全員に申し送りました。

 

 

 

 

最近食事がすすまなくなったこの利用者さんの事は、透析室の

看護師さんにも伝わっており、病院看護師さんからもアドバイスを

頂けるとの事で、今日ケアマネさんとヘルパーで透析前に話を聞きに

行きました。

 

まず病院看護師さん達はこの方の普段の食事量がわからないので、

提供したものの写真を送ってほしいと言われ、明日以降で

お送りする事になりました。

 

そして訪問看護さんから果物の缶詰が禁止されたことをケアマネ

さんが話をしました。

 

そしたら病院看護師さんからは、「缶詰はシロップを飲まなければ、

果物だけであれば、生よりはそっちの方が良いですよ」と言われました。

 

あれ?

 

どちらが本当なんですか。

 

「生の果物だったら少量ですよ。」

 

ここは一致しました。

 

この利用者さんも困ってしまいました。

 

ケアマネさんも困ってしまいました。

 

この利用者さんが食事しているところに訪問看護さんが

来る可能性は十分あります。

 

その時、果物の缶詰を見たら、自分のいう事をヘルパーは

無視していると思われてしまうかもしれません。

 

ケアマネさんも、病院では「缶詰の方がいい」って言った

とは言えないって言います。

 

でもなんとなく病院看護師さんは常に栄養士さんの話も耳に

しているでしょうし、病院看護師さんのいう事の方が正しい

ような気がしてしまいます。

 

同じ看護師さんなのに、アドバイスに食い違いがあると

私たちはどうすればいいんでしょうか。

 

利用者ご本人は「生の果物をたくさん食べたい」が本音です。

 

これはどちらの看護師さんも同じでした。

 

「極少量ですよ。」

 

残念。

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】