遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

また弟が入院したって⁇

 

 

 

昨晩父から電話があり、弟が入院した様だとの事。

 

私には何も連絡がないので、メールを送りました。

 

しかし今日になっても返事はありませんでした。

 

そして今朝、また父から電話が来ました。

 

「(弟)から連絡あった?」

 

「メールしたけど返事が来ないよ」

 

「そうなの。もしまだ入院が続くようなら、またヘルパーさんに

買い物を頼まなきゃならないからね。」

 

「そうよね。ケアマネさんにお願いしておくね。」

 

「頼むね。お母さんに代わるね。」

 

「はい。おはようございます。」

 

 

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「今日デイサービスよね。」

 

「そうよ。」

 

「お母さん、朝食べるコーンフレークやバナナはあるの?」

 

「あるわよ。けっこうたくさん買ってくれたから大丈夫よ。」

 

「この前コーンフレークがなくなった時、朝ご飯を自分で食べられ

なくて食べなかったからさ。」

 

「コーンフレークがなければご飯食べればいいんじゃない。」

 

「この間もそういって、結局できなかったでしょ。」

 

「なければ買いに行くから大丈夫よ。」

 

「お母さん、一人で買い物は無理だからね。」

 

「無理だって言ったって行かなきゃしょうがないでしょ。」

 

「だからヘルパーさんに頼むの。」

 

「ああそうなの。じゃあお願いします。」

 

そういう事で、急遽ケアマネさんに連絡し、買い物援助を依頼

しました。

 

 

しばらくすると弟から

 

「意味不明」

 

という返信が来ました。

 

え?何?

 

私はメールで「また入院した?」と送りました。

 

その返事が「意味不明」でした。

 

電話を掛けてみました。

 

「だから、意味不明って送っただろ。また夢でも見たんじゃないのか。」

 

 

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「あら。」

 

「そんな言葉信じちゃだめだよ。頭おかしいんだから。今朝だって

会ってるんだよ。」

 

「え、お母さんと?」

 

「そうだよ。」

 

「あら、買い物援助キャンセルしなきゃ。」

 

「早くして。」

 

父は母の言葉を信じて疑わなかったんですね。

 

でも私に連絡あったかと聞いたので、ちょっとは疑っていたんでしょうけど。

 

 

 

 

夕食の時間に実家に電話をしました。

 

母が出ました。

 

「ちょっとお母さん。(弟)入院なんかしてないじゃない。」

 

「そうね。帰ってきたみたいね。」

 

「帰ってきたんじゃなくて、入院なんかしてないよ。なんで入院した

って言ったの?」

 

「いつもね午前中に来たり午後に来たりするのに来なかったから

すっかり入院だと思ったのよね。前に入院する話したからさ。」

 

「入院はもう終わったでしょ。」

 

「あらそうだっけ。あたし認知症だからみんな忘れちゃうのよ。」

 

「まあいいや。」

 

そんな事で、ケアマネさんにも間違いだったと謝り、お騒がせして

しまいました。

 

夢を見たわけではなく、ただの思い込みでした。

 

それはそれでホッとしました。

 

夢と現実がわからなくなったのかと思ったので、そうではなかった

事にちょっと安心しました。

 

また同じことがあるかもしれませんね。

 

ちゃんと確認してから行動しないと、みんなに迷惑かけて

しまいますからね。

 

 

本当にお騒がせしました。

 

 

 

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