遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

猫屋敷のおじいちゃん

 

各種スマートフォンに対応したレザーケース・カバーを取り揃えています!

 

 

久しぶりに猫屋敷の話題になります。

 

猫屋敷対策会議を行いましたが、ほとんど何の進展も

ありません。

 

ただ息子さんは毎週きて台所を片付け、散らかっている

排泄物を片付け、その努力は十分に認められます。

 

しかし根本の猫がいる限り、ほとんど状況は変わりありません。

 

f:id:maple-enkyorikaigo:20201005211521j:plain

            (参考画像です。)

 

 

先日猫同士の争いがあった様で、一匹の猫が顔半分をえぐられた

状態のまま台所のテーブルの上にいて、そこに訪問したヘルパー

から、

 

「もう限界です。訪問できません。」

 

と言われました。当たり前の事です。

 

その光景を想像しただけで寒気がします。

 

 

月末に行うヘルパーの会議の中で、このことを施設長の前でも

報告しました。

 

施設長は訪問を拒否しても良いと言います。

 

でもおじいちゃんの事を考えるとそうもいきません。

 

そして考えた結果、家の中での調理をやめて、買い物援助で

お惣菜やお弁当を買って食べてもらってはどうかという事に

なりました。

 

その旨を息子さんにもお伝えし、息子さんからおじいちゃんの

方に伝えてもらう様にお願いしました。

 

そして今日おじいちゃんのところに直接訪問して、お金はどうするか

とか具体的な話をする事にし、包括の担当と一緒に行きました。

 

訪問すると外で私たちを待っていた様子で、玄関前に座っていました。

 

中の台所に入り、話を始めると、いつも穏やかなおじいちゃんが

別人になりました。

 

「90にもなって息子からも怒られ、

ヘルパーも来たくないならもう来なくてもいい。

死んでやる。」

 

ビックリしました。

 

訪問したくないなんて言っていません。

 

でも買い物に切り替えたいとか話をする前に、興奮してしまいました。

 

息子さんによほど強く言われたんでしょう。

 

息子さんはおそらく猫を処分しないとヘルパーにも来てもらえなく

なるって言ったんじゃないでしょうか。

 

猫の処分て最近は殺処分とかしません。

 

きれいにして譲渡したりします。

 

おじいちゃんにしたらそんな事は知らないから、処分イコール殺処分

だと思っています。

 

そんなことをおじいちゃんがする決心をするはずがありません。

 

息子さんに猫を殺せと言われたと思っているんです。

 

だから興奮もします。

 

先日顔半分えぐられた猫の話をされました。

 

デイサービスに出かける朝、これは良くないなと思いながらも

デイサービスに出かけ、帰ってきたら、おじいちゃんの帰りを

待っていたかの様にすぐに死んでしまったって。

 

私たちにとっては見たくない猫でしたが、おじいちゃんにとっては

可愛い猫だったんです。

 

それを息子さんからもヘルパーからも猫を処分しろと言われ、

生きる気力もなくなり、「死んでやる」発言になったんでしょう。

 

その言葉を聞いたら、もう何も言えなくなってしまいました。

 

明日訪問日です。

 

私が行きます。普通に調理してきたいと思います。

 

今はそっとして、興奮が収まった頃に、飼い主探しをしてみないか

ともう一回話しかけてみようと思います。

 

今日の事は明日息子さんにも報告します。

 

 

まだまだこの先も話は続きそうです。

 

 

 

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村

  

国内最速・高安定の高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】

 

ネットショッピングでポイントが貯まる!