遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

涙が出ました

 

 

はちみつセット

 

 

2か月間お嫁さんが滞在していた重雄さん夫婦。

 

今朝お嫁さんが帰宅する前にサービス提供責任者と訪問しました。

 

現場で細かい質問をしたり聞いたりして今日のお昼から

訪問再開します。

 

今日お嫁さんが帰宅してしまう事は二人とも普通に理解しています。

 

汽車時間ギリギリまで私たちに色々と説明してくださって、

助かりました。

 

私も

 

「ご心配でしょうけど、私たちも頑張らせていただくので、

安心してお帰り下さい。」

 

と声を掛けました。

 

そしたら重雄さんが

 

「帰るか?気をつけてな。」

 

お嫁さんも

 

「お父さんも元気でね。」

 

って。

 

「大丈夫だよ、有難う。」

 

いや~、この会話。実家での自分達を見ている様です。

 

お嫁さんが玄関を出る前に、一足先に私たちが出ました。

 

そして私たちはゴミ捨ての場所を確認するために、町内を回って

場所を探しました。

 

踏切まで行くと、駅に向かうお嫁さんが歩いてきました。

 

 

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その後を重雄さんがゆっくり見送りに来ていたんです。

 

踏切を渡っていくお嫁さんの姿が見えなくなるまで、黙って

お嫁さんの姿を目に焼き付けるように見ています。

 

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その姿を見たサービス提供責任者が、

 

「管理者のご両親もこんなかんじなんでしょうね。」

 

っていいました。

 

そうなんです。

 

私の母も玄関を出ると、私たちが見えなくなるまで、大きく手を

振ってずっと見ています。

 

両親を思いだし、涙が出てきました。

 

高齢の両親を残し帰宅する事、後ろ髪をひかれます。

 

今日の光景は本当に自分と両親を見ている様でした。

 

 

辛かったです。

 

 

行きたいです。両親に会いたいです。

 

でも我慢です。

 

万が一のことを考えると勇気がありません。

 

自分の感染よりも両親への感染が一番怖いですから。

 

 

さあ、重雄さん芳江さんをちゃんと支援しなきゃ。

 

両親を大事にするのと同じように。

 

 

 

 

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