今日通院介助した勝枝さん。
介護保険の意見書作成の通院との依頼でした。
利用は１年ぶりくらいです。
ちょっと腰が曲がったかなと思いましたが、お元気そうでした。
かかりつけの内科に行きましたが、普段は近所の人に車で送り迎え
をしてもらって、病院の中は一人で受診されていたようです。
でも雪が降ってきたので、近所の人に運転をお願いするのも
迷惑だからと、今回は私たちの移送サービスを利用した方が
安心だと思ってお願いしたと言っていました。
息子さん夫婦も同居されていますが、農業で忙しいのでほとんど
家族に頼むことは無いそうです。
介護保険の意見書作成でしたが、胸のレントゲンと心電図をとって
くれました。
その結果をみて、何だか看護師さんたちの動きに変化が見えました。
どうやら心臓に問題がある様です。
意見書の診察だけのはずが、医師の表情が曇りました。
「家族はいるの？なんで家族が来ないんだ。今週中に
家族と一緒に来てください。」
話を聞くと、先月は薬の処方だったが、その薬を貰いに来た
のも隣のお母さん。いつもと変わらないと言ったから、そのまま
薬を出していたらしい。
ところが今日たまたま検査をしたら、大変な状況だった事が
わかった。
私もこんな事になるとは思わなかったし、本人も何が起こった
のかわからない感じです。
でもとにかくすぐに家族と一緒に受診するようにとの話だった
ので、その旨はしっかり家族に伝えますと言いました。
そしたら勝枝さんが
「家族には迷惑かけられないから自分でできる事は自分でやってきた
んだ。家族と一緒にって言われても来てくれるかわからないんだ。
何とかヘルパーさんから家族に伝えて下さい。」
迷惑かけられないのはわかります。
でも勝枝さんの体に何かが起こっています。
そんなときに家族は知らないふりできないでしょう。
ケアマネさんにも報告をしました。
そしたら、勝枝さんの息子さんはすごく感じが悪く、二度と
話をしたくないような人との事。
そうであっても、やっぱり自分の親の事ですから行かなきゃ
ならないでしょう。
たまたまお嫁さんが家にいらしたので、すべてお嫁さんに
伝えました。
ちゃんと行って下さいね。
自分で言えないってかわいそうでした。
大丈夫、きっと一緒に行ってくれますよ。
こういう時は家族に頼って下さい。
心配しないで。
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