遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

同市内の訪問介護事業所で指定取り消しがあった

 

 

はちみつセット

 

 

県から数年に一度やってくる実地指導は、私たちにとって

とっても恐怖(ちょっと表現が変ですが)なものなんです。

 

要するに、日ごろからきちんとした運営がなされているか、

不正がないか、書類はしっかり整えているか等々。

 

いつ行いますの通知が来ると、必死になって書類を整えたり

無ければいけないものは作成したりと、とっても忙しく

なります。

 

もちろん日ごろからきちんとやっていれば、そんなに手間な

事はありません。

 

私も何回も受けていますが、特に問題があった事はありませんでした。

 

細かい事はいくつか指摘されたりもしますが、あくまでも

指導という事で、改善すればそれで良いんです。

 

今朝の新聞に衝撃的な記事が載りました。

 

「介護報酬を不正受給、

訪問介護事業所、県が指定取り消し」

 

 

ビックリしました。

 

指定取り消しなんてありえません。

 

よっぽどのことをしたんでしょう。

 

私の所でも先日国保から、

 

「つくはずがない初回加算を付けてますよ」

 

と連絡をいただき、確認したらご指摘の通り、とれない月に

初回加算を取っていたんです。

 

これも立派な不正請求だと思い、恐縮して謝りました。

 

でも国保からはこの次の請求で訂正をしてくれればそれで

大丈夫ですと言われ、ホッとしたという事がありました。

 

でも指定取り消しになるような不正請求っていったい何を

したんでしょうか。

 

新聞の記事によれば、実際に行っていない訪問介護の報酬を

請求したと書いてあります。

 

その中身としては、一人の訪問介護員が同じ時間帯に複数の

利用者にサービスを提供したケースもあったと書いてありました。

 

なぜそのような事ができるんでしょうか。

 

一人のヘルパーが同じ時間帯で複数の利用者にどうやったら

訪問ができるんでしょうか。

 

ここの事業所はサービス付き高齢者住宅にサービスを提供

していたと書いてありましたので、例えば服薬介助では

20分の身体介護で訪問できますが、ただ薬を飲ませる

だけだったら、実質5分もかかりません。

 

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8時~8時20分で1人5分なら4人に薬を飲ませる事が

できるわけです。

 

おそらく20分間で4人分の請求を出したって事でしょう。

 

これは大きな不正請求です。

 

明らかに故意に行ったとしか考えられません。

 

これなら指定取り消しも当たり前だと思います。

 

でもよくこんな事ができたもんです。

 

 

この記事が載ったので、今日は朝から自分達にも実地指導が

来るかもしれないと言われました。

 

実地指導は嫌ですが、でも不正請求となるような事は絶対に

ないので、いつ来ても大丈夫です。

 

って言ったら、上司に「随分強気で言ったわね」と言われました。

 

だってその通りですから。

 

こんな田舎なのにこんな事をする事業所があったなんて。

 

都会だけの話じゃないんですね。

 

悪い事はするもんじゃないです。

 

結局自分をつぶしてしまいます。

 

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もちろんそこで働く人だちみんなが職を失ってしまいます。

 

そんな事にならない様に、きちんと制度に則った仕事を

これからも行っていきます。

 

指定取り消しなんか無縁です。

 

 

 

 

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