遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

簡単だけど難しいご要望

 

 

それがだいじWi-Fi

 

今日利用者さんの娘さんからケアマネさんに電話がきました。

 

2週間前に関東方面から息子さんの帰省があり、訪問をひかえ

させていただいていましたので、明日からの再開を確認するため

の電話だった様です。

 

ヘルパーもちゃんと予定しており、また明日から訪問させて

頂きますとお答えした様です。

 

ところが、要件はそれだけではなかったんです。

 

ここのお宅には調理と掃除で訪問していますが、調理は必要ない

とおばあちゃんが言っているとの事。

 

よく話を聞くと、ヘルパーがおばあちゃんにもできる料理を

していくって。

 

どういう事?

 

要するにお浸し。ただキャベツを茹でて鰹節をかけるだけなら

おばあちゃんにもできるっていうことらしいんです。

 

魚を焼く。これもおばあちゃんにもできるって。

 

だから、煮物とか具沢山の炒め物とか、そういう料理をしてほしい

んだそうです。

 

言ってる事はよくわかります。

 

全然難しい事を言ってるわけではありません。

 

ところがその話をヘルパーにしたら、何だかみんなが悩んでしまいました。

 

いつもおばあちゃんが、食材を準備してくれます。

 

その食材で調理をするんですが、ヘルパーとすれば品数を多くして

色々なおかずを食べてほしいと思いますので、その中にはお浸しも

十分1品とする事は考えられます。

 

でもここのおばあちゃんはそれは望んでいなかったんです。

 

煮物1品でもいろんな具材の入った煮物が食べたかったようです。

 

おばあちゃんにとってめんどくさい事をヘルパーにやって

欲しかったんです。

 

「じゃあ、材料全部を炒めるとか煮ればいいの?」

 

「いや、そういう事でもないでしょう。」

 

「何だかわからなくなっちゃった。」

 

そんなに難しい事を言ってるわけではないのに、どうすれば

いいのかわからなくなってしまうヘルパーもいます。

 

肉じゃがだっておばあちゃんにとってはめんどくさい調理です。

 

でもヘルパーにとっては別に面倒でもなんでもないじゃないですか。

 

野菜炒めだって色んな野菜を入れて炒めるっていっても全然

面倒な事はないじゃないですか。

 

それで良いんです。

 

普通でいいんです。

 

具材が単品じゃなきゃ良いんじゃないでしょうか。

 

 

 

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明日訪問するヘルパーにはあまり緊張しないで、ごく普通に

調理して、品数は少なくて良いから、具材を沢山使ってと

言っておきます。

 

さて、どんな評価になりますか。

 

また感想を教えて下さい。

 

お願いします。

 

 

 

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