遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

昔と変わらない母

 

 

それがだいじWi-Fi

 

ここ2~3日、大雪に見舞われ東北・北陸は大変な事になって

いると思います。

 

そんなニュースをテレビで見たんでしょう。

 

今朝母から電話がありました。

 

「もしもし、今どこ?職場なの?」

 

「そうよ。職場よ。」

 

「仕事に行くのも大変だったんじゃないかと思ってさ。」

 

火事見舞いならぬ、雪見舞いの電話でした。

 

私が東京から嫁に行ってから、何かと心配な事があると電話を

くれる母です。

 

 

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アルツハイマー型認知症と診断された今でも、昔とちっとも

変わらず、こういう電話をかけてくれます。

 

ちょっとした地震でも電話くれますし、大雨や台風なんかでも

電話をかけてくれます。

 

こういう部分は認知症とは関係ないんですね。

 

今の事を忘れても、娘を心配する気持ちは全然変わりません。

 

 

 

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有難い事です。

 

泣けてきます。

 

先日の誕生日で90歳になったのに、アルツハイマー型認知症

なのに、携帯電話を使って電話してくるんです。

 

凄くないですか。

 

こういうできる事ができなくなる怖さは母自身が一番不安を

感じていると思います。

 

今日も電話をかけてこられた事に喜びを感じていますし、

心配してかけてくれるその気持ちに感謝しています。

 

ほぼ1年も両親に会えなくなってしまいました。

 

全然遠距離介護をしていません。

 

出来ません。

 

悲しいです。

 

今日も両親とも風邪もひいてないし、元気だと言っていました。

 

何よりです。

 

東京の新規感染者数が全然減りません。

 

両親に会いに行かれないじゃない。

 

 

弟には迷惑をかけっぱなしです。

 

母も弟が本当によくやってくれて感謝感謝だと言っていました。

 

頑張ってコロナを乗り越えて、収束の兆しが少しでも

みられたら、すぐに行くからね。

 

お母さん、今日も電話有難う。

 

転ばない様にしてよ。

 

それが私の一番の心配です。

 

 

 

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