私の職場の施設本体は特別養護老人ホームです。
小さい町にたった一つの特養で、地域から最も信頼されている
施設です。
いや、施設でした。
でしたと過去形になってしまったと思います。
私たち在宅部門では常に地域に出ていき、「施設と同じサービスを
在宅でも受けられます」をモットーとしていたはずです。
ところが大変残念な事が起こってしまいました。
特養の介護職員が、入所者の方に暴力?を振るった様です。
それを被害を受けた本人が訴えてこられ、他の人にもやっていると
言われ、その名前のあがった人にも聞きとりしたところ、確かに
事実だったとの事です。
行われたのは夜勤帯で棟に一人の時。
被害にあった入所者のオムツ交換で、職員がその人に腕をつねられた事に
腹をたて、ほっぺたをつねったとの事。
最初はそんなつもりはないと言っていた職員でしたが、数日後
認めたとの事でした。
その入所者がななぜ職員をつねったのかは不明です。
でも職員が何かをしたか、言ったかしたからつねったんではないでしょうか。
それにしても仕返しはありえない事です。
地域から信頼される施設が丸つぶれです。
施設長が特養の職員は地域に対する考え方が薄れていると言っていました。
その通りです。
本体がこんな状態では誰も信頼なんてしませんよ。
私たちだって同じ施設の職員なんです。
恥ずかしくて仕方がありません。
やっぱり新任職員は施設にこもる前に在宅に出向いて研修するべき
だと思います。
施設本体の役割を外から見て勉強するべきです。
在宅で寝たきりの方達をどのくらい大切に支援しているのか、それを
知らずに施設の中しか知らないんじゃ絶対ダメです。
在宅以上に丁寧にしなきゃ、施設に入った意味がありません。
チャンスをみて、施設長に訴えたいと思います。
また同じことが起こるよって。
若い施設職員の意識改革が必要です。
そんなことをした時の精神状態ってどうだったんでしょうか。
何かストレスを抱えての事だったのか。
さらに残念な事実が、この職員は福祉大学を卒業してきている
有資格者だったんです。
やっぱり資格じゃありません。
学歴でもありません。
人である事が大事だと思います。
「地域から信頼される施設」を取り戻せるように、在宅職員が
頑張っていかなきゃならないと思いました。
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