遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

病院が休みの時に悪くなる

 

 

 

 

年末に急遽相談に来た娘さんがいました。

 

今まで自分の事は何でもできていたお母さんが、急に歩けなくなり

お風呂にも2か月入れない状況で、助けてほしいというご相談だった

様です。

 

相談を受けた包括の担当は、今までは確かに要支援の状態で特に問題

無かったけれど、今回は要介護の状態に変化していた事に驚いた様です。

 

介護保険のサービスは2年くらい前に住宅改修で手すりの設置をしただけで

その後は何も使っていなかったそうです。

 

今回のご相談で、ヘルパーとの契約を依頼され、28日に契約をしました。

 

契約の日私は休みで行っておらず、サービス内容の具体的な話等は29日の

初回訪問で決める事にしました。

 

担当が包括から居宅になりますが、とにかく年末で30日から休みに

入るケアマネさんもまだしっかりニーズを把握できておらず、

細かいサービス内容はヘルパーに任せるような形になりました。

 

29日初回訪問しました。

 

歩けなくなった事で排泄が困難な状況だったので、まずは清潔保持

から始めました。

 

紙パンツを着用していましたが、だいぶ汚れていました。

 

それだけなら良かったんですが、娘さんからは「陰部にただれもあるような

感じで赤くなっている」と事前に聞いていたので確認しました。

 

見てビックリです。

 

赤ちゃんの頭ほどの大きさの子宮脱がありました。

 

あえて子宮脱の説明は控えさせていただきます。

 

29日という事は、大きい病院は昨日まででその日はやっていません。

 

個人の婦人科もすでに休診になっています。

 

娘さんはこの子宮脱の存在も知らず、見た途端大きな声を上げ

別室に行ってしまいました。

 

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当のご本人はいつからこうなったかもわかりません。

 

意識などは普通ですししっかりされていますので、救急車を呼ぶ

事ではありません。

 

このまま年始まで様子をみる事しかできない事になりました。

 

子宮脱が尿道をふさいで尿が出せなかったり、ばい菌が悪さして熱が

出てきたりした場合は、救急に連れていくしかないのかとは思いまし

たが、とりあえず様子を見るという結論になりました。

 

もちろん包括の看護師さんにも相談した上での判断です。

 

どうしてこの年末の病院が休みに入った途端にこんな事になるんで

しょうか。

 

仕方のない事ではありますが、娘さんも「もう数日早く相談に

行っていれば良かった」と後悔していました。

 

それから毎日訪問して排泄介助していますが、なんとか何事も

なく、明日の受診になりそうです。

 

でも29日に確認した時と色が違っているし、ご本人痛みを

訴えられるようになっています。

 

とにかく明日の受診で、この大きな子宮脱をどうしていくのか

それを娘さんは心配しています。

 

ご心配だと思います。

 

初めて見たのが少しばかりの子宮脱じゃなかったんですから。

 

明日の受診には看護師ヘルパーに介助してもらいます。

 

受診結果がはっきりわかれば、娘さんの不安も少し軽減する

のではないでしょうか。

 

今日まで休みのケアマネさんにも明日報告します。

 

年末年始じゃなければ、もっと早く処置できたはずです。

 

なぜか休みの前になると受診が必要になる人が多くなるような

気がしてなりません。

 

そうならない様に、何事にも早め早めでいきましょうね。

 

 

 

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