遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父のぎっくり腰と母の悲しい言葉。

 

 

 

夕食準備をしていると電話が鳴りました。

 

ヘルパー管理者さんからでした。

 

「お父さんがね、腰が痛いって言っていましたから、

様子を聞いてあげてください。」

 

早速電話をしてみました。

 

「お父さん、腰が痛いんだって?どうしたの?」

 

「今日ね、明日のデイサービスの準備をしようと思ってね

引き出しの一番下に靴下が入っているからそれを取ろうと

思って前かがみになった途端、ギクッてなったんだよ。

ぎっくり腰だろうね。」

 

 

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「あらま。」

 

「お母さんに湿布を貼ってもらって、痛み止めを飲んで様子を

見てるんだけどね、明日デイサービスに行かれるかどうかは

明日になって見なきゃわからないね。」

 

「そうなんだ。ぎっくり腰は何にも治療は無いからね。湿布貼って

痛み止め飲んで安静にするしかないもんね。」

 

「そうだね。」

 

「無理しないで動いてね。」

 

「はい。」

 

腰痛はちょこちょこあった様ですが、ぎっくりではなかったので

特に訴えもなかったんですが、今回は痛いようです。

 

でも時間が解決してくれるのを待つしかないです。

 

コロナが始まってから、両親ともに体調不良もなく過ごして

くれている事に感謝しています。

 

腰痛も痛くて大変な事ですが、頑張って良くなってほしいと

思います。

 

 

 

母は変わりなくデイサービスを生きがいの様に楽しんで行って

います。

 

でも先日残念な電話が来ました。

 

「あのさ、あんたの所にあたしの服と靴が置いてあるじゃない。

急がないけど、それ送ってくれる?あたしさもうそっちには

行かれないから置いておいてもしょうがないじゃない。」

 

今までは、

 

「暖かくなったらまたそっちに行こうと思ってるからね。」

 

って言っていました。最後に言ったのはいつだったかな。

 

それが初めて「もう行かれない」になりました。

 

こっちに来る時はいつも池袋から夜行バスで来ていました。

 

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「来たい」と言っていた時もすでに一人で来るのは無理な状況でしたが

本人が「来たい」という気持ちは大事にして否定はしていませんでした。

 

なのに今回は「もう行かれない」と言いました。

 

置いてある服とはパジャマで、靴はサンダルなんです。

 

ちょっとショックです。

 

気持ちだけでも「来たい」と思っていてくれたらいいのに、とうとう

諦めてしまいました。

 

これはどう考えれば良いんでしょうか。

 

母が自分の状態を自分で認識する事が出来たと思えばいいのか。

 

今までは自分の事を全く理解していなかったのに、理解できて

の発言と思って喜ぶべきなんだろうか。

 

でもやっぱり悲しいです。

 

行かれないなんて言ってほしくなかったです。

 

 

あ~あ。

 

1都3県に緊急事態宣言か。

 

いつ両親に会いに行かれるのよ。

 

早く感染者数減らして。

 

移らないで。移さないで。

 

お願いします。早く終わらせて下さい。

 

 

 

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