遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

余命宣告されたから頑張ったのに・・

 

 

 

 

以前おばあちゃんの服薬介助で訪問していた家の今度はおじいちゃん

で新規契約しました。

 

おばあちゃんはグループホームに入居となりました。

 

おばあちゃんに訪問している時から、おじいちゃんが病気で余命宣告

されていたことは娘さんから聞いて知っていました。

 

 

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でも不思議と元気だったんです。

 

トラクターに乗って除雪作業もこまめにやっていました。

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それが昨年の話です。

 

おばあちゃんが施設に行ってから私たちの訪問は遠のいて

いたので、それまでは娘さんがおじいちゃんの所に行って

面倒を見ていたんだと思います。

 

そして今回の契約で、昨年とちょっと違う変化がありました。

 

それはおじいちゃんの余命宣告が間違いだったとの事です。

 

え?どういう事?

 

娘さんはおじいちゃんの残された日々で精一杯の親孝行をしたくて、

毎日おじいちゃんの所に通い美味しい物を食べさせたり

掃除したり尽くしてきたんだそうです。

 

 

 

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ところが徐々に介護疲れが出てきてしまい、毎日おじいちゃんの

家に行くことが困難な状態になってしまいました。

 

娘さんが来てなんでもやってくれるのが当たり前になってしまい

来ないと怒る様になったおじいちゃん。

 

娘さんに暴言まで言う様になり、とうとう娘さんはおじいちゃんを

精神科の病棟に入院させてしまいました。

 

でもこの入院はレスパイト入院だったんです。

 

※レスパイト入院とは

  介護者の日々の疲れ等で介護が困難な場合に期間を設けた入院の

  受け入れを行い、負担軽減を目指す仕組み。

 

その精神科で今まで悪い病気だと思っていたものが良性である事が

わかり、治療で腫瘍もどんどん小さくなっていき、病院から退院しても

大丈夫と言われてしまいました。

 

精神科に入院させられたおじいちゃんは娘さんに対して怒りを

感じており、娘さんも今後はおじいちゃんと少し距離を置きたいと

考えるようになりました。

 

そこで私たちとの契約となりました。

 

私たちはおじいちゃんにもおばあちゃんと同じように服薬で訪問する

様に依頼されました。

 

以前からなんでもできたおじいちゃんでしたが、退院と同時に自宅で

一人暮らしは大変なので、冬期間だけ利用できる施設に入る事に

なりました。

 

ですから春までは食事の心配もありません。

 

 

 

あと残された命が短いと思って頑張った事が、これからもまだまだ

続くと思ったところから、がたっとやる気をなくしてしまった娘さん

です。

 

喜ばしいはずの事が、この娘さんにとっては逆でした。

 

おじいちゃんの事よりも、娘さんの事が心配です。

 

元々病弱な娘さんなだけに余計に心配なんです。

 

春までは私たちが訪問して色々なお手伝いをしますので、

おじいちゃんが自宅に戻るまでの間はゆっくり休んで、

体も心も休養してもらいます。

 

まだまだこれからも元気で過ごせるおじいちゃんの命です。

 

大事にしてまだ家で過ごしていただきましょう。

 

それが一番だと思います。

 

 

 

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