遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

何だか嫌な予感がしてきました。

 

 

 

 

昨日の続きです。

 

服薬拒否をしているおじいちゃんの所に今日は私が訪問

しました。

 

訪問するとベッドの上にいて、声掛けには反応してくれましたが

すぐにいびきをかいて眠ってしまいます。

 

声をかけてもピクリとも動きません。

 

仕方がないので、少しそのまま寝かせておきました。

 

数分後に目覚めむっくりと起き上がりました。

 

「さあ、お薬飲みますよ。起きて下さい。」

 

ベッドからの立ち上がり時ふらついています。

 

「ふらついているじゃないですか。」

 

「どうして、寝てばかりいるもの、ふらつくよ。」

 

 

 

いつもの朝の薬は6錠です。

 

それをしっかり数えて

 

「6錠だな。良し。」

 

と言ってちゃんと数えて飲みます。

 

そっと貧血の薬を入れちゃおうとしてもダメなんです。

 

わかられちゃうんです。

 

「今日も貧血の薬は飲まないんですか。」

 

すると、ニコニコしながら

 

「飲まない。」

 

と言われたんです。

 

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怒るんじゃなくて、ニコニコしながらです。

 

逆に何だか怖かったです。

 

結局今日も飲みませんでした。

 

服薬のあとパンツを交換したりズボン下を交換したりしました。

 

そういう事も拒否なくやらせてくれます。

 

 

 

 

 

数回服薬して調子が良くなった時は、目もぱっちり開けて黙って

座っている事が出来ました。

 

ところがまたじっとしている事ができず、横になってみたり

立ってみたりしてずっと動いています。

 

これは服薬前の貧血を起こしている時の、身の置きどころが

ない時とおんなじ動きなんです。

 

何だか嫌な予感がします。

 

やっぱり体調を崩し始めてる。

 

そう思います。

 

食欲はあるんです。

 

でも肝臓からの出血が止まったわけではないので、貧血は進む

と思います。

 

次の金曜日が受診日です。

 

あと1週間を何とか持ちこたえられたら良いんですけど。

 

おじいちゃんの体調はおじいちゃんにしかわかりませんが

でも見るからに変なんですよ。

 

このまま1週間は貧血の薬も飲まないでしょうから心配です。

 

毎日訪問しますから、見ない日は無いので大事には至らない

と思いますが、辛そうなおじいちゃんを見る方も辛いんですよ。

 

早く1週間が過ぎてほしいです。

 

 

 

 

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