遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

医師の説明が一方的

 

 

 

 

先日88歳のおばあちゃんが脳幹梗塞で入院しました。

 

私たちは日中一人でお留守番をしているこのおばあちゃんの

トイレ誘導で訪問していました。

 

このおばあちゃんはとっても大人しく、テレビをみて一日を

おうちの中で過ごしています。

 

その間に私たちヘルパーの排泄介助と、訪問看護さんの

リハビリを受けています。

 

お昼ご飯だけ準備しておけば、一人で過ごす事が出来ました。

 

息子さんもお嫁さんもとっても良い方達で、このおばあちゃんが

息子さん夫婦を大切にし、優しく接してきたからこんな親子

関係が築かれたんだなとつくづく思います。

 

先日認定更新の担当者会議があった時、施設入所の申し込みの

話をケアマネさんがしました。

 

毎回確認しますが、今回も申し込みの必要はないと息子さんは

言われました。

 

最後まで自宅で過ごしてほしいという気持ちに変わりはない

様でした。

 

もちろん私たちもそのお手伝いをするつもりでいました。

 

その担当者会議を行ったほんの数日後におばあちゃんは

脳幹梗塞を起こしてしまい、救急搬送されそのまま入院となりました。

 

このコロナ禍でその後面会もできない状態です。

 

面会が許されるのは余命数日となった患者さんのみなんだそうです。

 

だからおばあちゃんは面会が許されませんでした。

 

そして医師から呼ばれて病院に行っても、おばあちゃんには会えないまま

病状説明があったようです。

 

 

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「このまま別の病院に転院していただきます。もう今までの

様な回復はできませんので。」

 

息子さんはケアマネさんに

 

「納得できない、本当に悔しい。頭ごなしに別の病院に転院なんて。」

 

と言ったそうです。

 

最後まで家で見たいと思っていたのに、それができないなんて。

 

 

 

 

今後も医療が必要だから医師は病院の転院を勧めたのかも

しれません。

 

医療の必要がなければ施設と言ったはずです。

 

でも病院と言われたって事は、やはり病院でなければならない

理由があったのかもしれません。

 

その説明が家族になかった様なんです。

 

介護だけだったら、最後まで自宅で過ごす事が出来ます。

 

息子さんはそれができない理由を知りたかったんです。

 

ケアマネさんは息子さんの悲しみが痛いほどわかると言います。

 

私も同じです。

 

 

最後に息子さんが言ったのが、

 

「このままここでは会えないまんま、転院させられるのかな。

母に会って判断したかった。」

 

その通りだと思います。

 

寝たきりでも自宅で過ごせるのに。

 

 

これもコロナによる影響でこんな悲しい事になったんです。

 

 

 

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