遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

久しぶりの猫屋敷

 

 

 

久しぶりに猫屋敷を訪問すると、何とパワーアップしていました。

 

家主のおじいちゃんは一時腰痛で動けなくなった時もありましたが、

今は元気を取り戻しています。

 

猫が増えすぎて台所での調理が困難な状況になってしまったので、

私たちの援助内容も買い物い切り替えて、お惣菜やお弁当を買って

食事してもらう様に変更しました。

 

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先月だったかな、訪問して買い物前に冷蔵庫の中を確認しますが、

確認のために台所に入ると、なんと、鶏の足の黄色い部分だけが

転がっていたんです。

 

悲鳴を上げる所でした。

 

おじいちゃんに「足が落ちてる~」と叫びました。

 

何でこんな事になってるのかきいてみると、

 

「この冬にキツネが来て、外の鶏を襲っていたんだ。キツネに

やられた鶏をキツネから奪い取ったんだ。」

 

え。奪い取った?よくそんな事が出来たもんです。

 

そして、自分でその鶏を食べるんでしょう。

 

その日は怖くて冷蔵庫を開けられませんでした。

 

開けて、鶏がそのまま入っていたら、絶対大声出してしまいます。

 

残り物を確認できないまま買い物に行きました。

 

 

そして次の訪問日に当たったヘルパーが行くと、

 

「ちょっと、今度は鶏まで家の中で飼い始めましたよ。」

 

「え~、この前キツネにやられたって言ってたから、これ以上襲われない

様に家の中に入れたんだ。」

 

「だから糞があらゆるところにありましたよ。」

 

そしてまた別のヘルパーさんからは、

 

「あそこの鶏、人なれしてて、行くと、コーコッコって

近づいてくるんですよ。怖いですよ。」

 

思わず笑ってしまいました。

 

実際怖いですよ。それも大きな鶏なんです。

 

白いのではなく茶色い地鶏ってやつです。

 

 

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結局今では猫屋敷ではなく、鳥猫屋敷になってしまいました。

 

でもおじいちゃんは変わりなく、にこにこしています。

 

お彼岸で仏壇にお供えするものを買ってきてと言われたので

果物の盛り合わせになったのを買って、仏壇にお供えしてあげました。

 

それを見た鶏がすぐにやってきて、果物にかかったラップの上から

リンゴを突っつき始めました。

 

「こら~、突っつかないで。」

 

なんて言ってもやめるはずがありません。

 

今までは猫だけだったので、猫は果物は狙わなかったのに、

鶏は何でも突っつきます。

 

おじいちゃんが杖を振り回して「こら~」と言って追い払って

いましたが、その様子は面白かったです。

 

パワーアップした猫屋敷ですが、おじいちゃんの満足そうな顔を

みると、否定はできなくなります。

 

これがおじいちゃんの生きがいですから。

 

 

 

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