遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

たま~に思い出す母

 

 

シニアのあんしん相談室

 

 

今日は夕方ヘルパーさんが来ている時間に母から電話が来ました。

 

父からの要望を私から直接ヘルパーさんに伝えるためには、ヘルパー

さんがいる時間に電話をするしかありません

 

でも私も仕事をしていると、時計ばかり見ているわけではなく、やはり

タイミングよく電話をかける事がなかなかできません。

 

ですから母にヘルパーさんが来たら私に電話をするようにお願いして

いるんです。

 

しかし滅多にかかってきません。

 

忘れます。

 

仕方がない事なんです。

 

だって立派な認知症なんですから。

 

それは分かっているですが、父は自分の要望がなかなかヘルパー

さんに伝わらない事でイライラしてしまうんです。

 

今日は何をきっかけに思い出したのかわかりませんが、ヘルパー

さんが食事の準備を終えた時点で電話をかけてきました。

 

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時すでに遅し。

 

今日も冷凍餃子をチンしていました。

 

遅かったんですが、直接ヘルパーさんにチンするだけの食材は

なるべく取っておいて下さいと伝える事が出来ました。

 

そして全体的に量も多い事も伝えました。

 

でもここで、母が絡んでいた事がわかりました。

 

父にも餃子を3個付けて下さいと言った様です。

 

3個は食べられないんです。

 

でも1個だけじゃあまりにも少なすぎると誰でも思います。

 

だけどそれで良いんです。

 

私もヘルパーなので、見た目も美味しそうにしたい気持ちは

十分に分かるんです。

 

色とりどりにしたい所をぐっと我慢してもらって、極力少なく

するようにお願いします。

 

夕食の時間になると、やっぱり父から電話が来ました。

 

「お母さん電話した?」

 

「今日はちゃんと来たよ。」

 

「電話をかけるように言っといたからね。」

 

「でもね、かかってきたの料理終わってからだったよ。」

 

「そうなのか。また餃子をチンするだけなんだよ。そんなの料理って

言わないでしょ。」

 

「冷凍でチンする食材は使わないでって言ったから。」

 

「そう。わかった。有難う。」

 

「それからね。」

 

まだ何かあった?

 

「イチゴをつぶして置いていってくれているんだけどね、平らな小皿に

入れてるんだよね。これじゃ食べられないんだよ。もっと深さのある物

に入れてくれないと。言わなきゃわからないのかね。」

 

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「そうなんだね。言わなきゃわからないんだよ、きっと。」

 

「困ったヘルパーさんだね。」

 

なかなか細かい指示までされていない様です。

 

長くヘルパーをやってる人なら、麻痺のある人の不自由さは分かると

思いますが、新人さんだったりすると気が付かないかもしれません。

 

そのために事業所には細かい手順書ってものがあるんですが、どうな

んでしょうか。

 

聞けませんが。

 

 

今日は母が電話を思い出してかけてきた事はほめてあげました。

 

褒めたというか、「ちゃんとしてるじゃない」って言いました。

 

いつも父に怒られてばかりいるでしょから、たまには娘の私が

感謝しないといけませんよね。

 

明日は日曜日でヘルパーさんは来ませんから、おそらく電話もない

でしょう。

 

というか、いつまで父の要望は続くんでしょうか。

 

私の利用者さんに、こんなにいつまでも色々な事を言ってくる人は

いません。

 

言われ続けるヘルパーさんもお気の毒ですが、父が困っている事も

確かなので、言葉を選んでヘルパーさんにもお願いしていきます。

 

日・月・火は大抵何事もありません。

 

次は水曜日かな。

 

 

 

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