遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

いつでも変わらぬ母です

 

 

シニアのあんしん相談室

 

 

今日また東北に少し強めの地震がありました。

 

東京でも揺れていました。

 

そういう時、必ず母は電話をくれます。

 

「そっちは大丈夫だった?孫たちも大丈夫?」

 

その電話を受けた時、私はちょうど車の中で、同僚のケアマネ

さんと一緒でした。

 

母の声はいつも電話からもれて、周りの人にも聞こえます。

 

「東京はどうだったの?」

 

「まあ、結構揺れたわよ。」

 

「家壊れなくて良かったね。」

 

「そこまでじゃないわよ。」

 

「他の家が大丈夫でも、うちはわからないわよ。」

 

「そうかそういう事か。」

 

「地震が来たら、なるべく2階がない所に行きなよ。その方が

いくらか安全かな。」

 

「そうかもね。わかりました。」

 

「じゃあね。」

 

と言う会話で電話を切りました。

 

すべて聞いていたケアマネが、

 

「普通に会話してるじゃない。全然普通だよ。」

 

「まあね。このくらいの会話ならね。」

 

「だってさ、携帯で電話してきてるんでしょ。90過ぎて。

すごくない。私の母なんか全く無理だよ。」

 

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「まあね。電話は掛けられるね。」

 

「良いじゃない問題ないよ。素直だし。」

 

「そう。素直よ。」

 

「いいな、うらやましいな。」

 

私と母の会話を聞いて、うらやましいって言いました。

 

なんかちょっと嬉しかったです。

 

私はいつもそばにいる親子がうらやましいのに、片やこういう

会話ができる事がうらやましいって。

 

どっちが良いのかはわかりませんが、そばにいても良い親子

関係でなかったらそれは論外です。

 

親がきちんと育てれば、大きくなった子供は必ず親孝行はすると

思います。

 

やっぱり親の育て方次第なんでしょう。

 

私は両親には感謝しかありません。

 

だから親を思う気持ちは人一倍強いのかもしれません。

 

認知症の診断を受けても、根本の母は何も変わっていません。

 

とっても優しい母なんです。

 

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90歳を過ぎても携帯を使える母ですから、良しとしましょう。

 

また電話ちょうだいね。

 

 

 

 

 

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