遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

断捨離しようよ

 

シニアのあんしん相談室

 

 

母は断捨離なんて言葉は知りません。

 

今日ヘルパーさんから電話が来ました。

 

週1回片付けをしていただいていますが、台所を使いやすくする

ために、使わない鍋や食器類を、今使っていない昔父が仕事場に

していた洋間に寄せてもらっていました。

 

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台所は少しずつ整理されている様ですが、その洋間が足の踏み場が

ない様な状態になってしまった様です。

 

そこでヘルパーさんがその使わないものを少しずつ処分してはどうか

と提案の電話でした。

 

母は昔からいろんなものを買うのが大好きで、物をどんどん増やして

いきます。

 

服に至っては売るほどあります。

 

しかしほとんど着ません。

 

物のない時代に育っているので、その反動で物を買ったんでしょうね。

 

とにかく家の中は物だらけなんです。

 

捨てるのにもヘルパーさんは勝手に捨てられません。

 

だから私に電話をかけてきたんです。

 

母に電話をしました。

 

「ヘルパーさんが片づけをしてくれて、仕事場が足の踏み場が

無いくらい物で一杯になったんだって?」

 

「そうね。」

 

「それさ、捨てようよ。」

 

「え~。なんとなくもったいなくてさ。」

 

「あのさ、それねいっぺんに捨てようと思ったら、莫大なお金が

かかるのよ。だから少しずつ燃えないゴミに出したら良いんじゃ

ないの?」

 

「そうかもね。」

 

「だから、ごみ袋に入れる時、ヘルパーさんと一緒にやって、

これは捨てるとか捨てないとか言ってあげてよ。そうしないと

いつまでも捨てられないでしょ。」

 

「はい、わかりました。」

 

コロナから1年半。

 

ずっとヘルパーさんにまかせっきりで、申し訳ない限りです。

 

使いにくい台所を片付け、掃除をしてくださり、ご迷惑ばかり

かけています。

 

捨ててしまっても覚えてはいないと思います。

 

でも、母の年代は使えるものを捨てるという事にやはり抵抗が

あるんでしょう。

 

それは分かりますが、やっぱり処分していただきましょう。

 

とにかく少しずつ捨てていかないと、今後大変な事になりますから。

 

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思い切って断捨離しましょうね。

 

 

 

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