遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

え、ドタキャンですか。

 

 

 

まだショートステイを利用したことのないK子さん。

 

まだ60代の若い利用者さんです。

 

介護者は旦那様です。

 

その旦那様の介護負担を減らしたいと、自らショートステイの

利用を希望されました。

 

しかし利用日が近づくにつれてご自身の中で色々な心配事が増えて

きたようです。

 

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自分で食べ物が口に運べなかったら手伝ってくれるのか

 

薬を飲ませてくれるのか

 

何だか当たり前の事を心配しているようで、ヘルパーが訪問する

たびに色々な質問をされていました。

 

どのヘルパーも「安心してください。大丈夫ですよ」と声掛け

していました。

 

しかし何だかどんどん不安が強くなり、利用が不安だという様に

なってきました。

 

ケアマネさんがショートステイ利用の意思を確認すると、

「お願いします」と答えられます。

 

訪問しているヘルパーは少し違和感を感じていました。

 

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でもご本人が行くと言っているなら大丈夫だと思い、訪問時の

会話を逐一報告はしていませんでした。

 

明日が2泊3日の初めてのショートステイ利用日になります。

 

今日の最後の訪問まで行かないという話はなかった様です。

 

自らが希望したショートステイですから。

 

私たちの事業所の携帯電話は、次の日が休みでなければ、私が持ち帰り

ます。

 

夕食の買い物をするためスーパーの駐車場に入ったところで携帯電話が

なりました。

 

見るとK子さんでした。

 

こんな時間になんでしょうか。

 

「もしもし、ちょっと体の調子が悪いので、明日のショートステイ

をキャンセルしてください。」

 

きた~と言う感じでした。

 

なんとなくそんな気はしていました。

 

でもショートステイの立場からしたら、完全にマイナスになります。

 

前日の夕方に連絡が来ても、代わりの補充はできません。

 

たいへんなご迷惑をおかけしてしまいます。

 

明日の朝、送り出しでヘルパーが入りますので、できれば行って

頂きたいです。

 

おそらく旦那様はいないので、いない所からお出掛けになるのは

ちょっと難しいかもしれませんが、今回お断りしてしまったら、

次は無いと思います。

 

私たちも、またドタキャンするんじゃないかと思ってしまい

ますから。

 

自分で希望して決めたのに、なんで。

 

ドタキャンの連絡がヘルパーに来たことをケアマネさんにもすぐに

連絡しました。

 

ケアマネさんにしたらやっとここまでつないだのに、一瞬でその

努力が水の泡です。

 

ため息をついていました。

 

さあ、明日の朝どうなるんでしょうか。

 

おそらく行かないでしょう。

 

と言う事は私たちの訪問が通常通りになりますから、訪問を追加

する必要があります。

 

ドタキャンは止めましょうね。

 

皆が困りますから。

 

 

 

 

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