遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

初めて母を介護する息子さん

 

 

 

 

最近新規契約をした利用者さんはおばあちゃんで息子さんと二人

暮らしです。

 

相談に来たのはその息子さんで、自分の留守中の介護をお願いしたい

との事で相談に来られました。

 

その時は家の中をシルバーカーを押して歩く事が出来ましたので、

排泄の失敗を交換してほしいという程度でした。

 

ところが徐々に色々な事が起こり、ここの最近の暑さで熱中症のような

症状が出てきていました。

 

認知症もあって、窓を開けても閉めてしまったり、長袖を重ね着して

汗をかいていたり、心配な事が沢山ありました。

 

ケアマネさんに報告をし、デイサービスの利用を勧めてみる事に

しました。

 

しかし息子さんの反応はパッとしません。

 

もう少し様子を見てから考えるとのお返事です。

 

仕方がないので、家でシャワー浴を始めてなんとか清潔保持にも努め

ました。

 

ある日訪問したヘルパーからSOS電話がありました。

 

一人での対応が難しいとの事。

 

訪問してみると膝の痛みを訴えており、立ち上がる事ができず、

いつもの排泄の交換ができなかったんです。

 

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二人で何とか交換はしましたが、これでは息子さんも大変です。

 

普段日中は居間で過ごされていますが、さすがに歩けないとなると

寝室に行くこともできず、そのままソファーで夜も寝ていると言われ

ました。

 

それではご本人もゆっくり休めませんし、排泄の交換をするヘルパー

も腰を痛めてしまいます。

 

ケアマネさんはベッドを居間に設置したらどうかと提案しました。

 

この提案に対しても息子さんは少し様子を見てからと言われます。

 

私たちとしたらすぐにでもベッドを入れて、入浴をデイサービスで安心して

入れるようにした方が良いと思います。

 

でも息子さんは、まだ母はそこまでじゃないと言われました。

 

時間が経てば良くなると思っています。

 

私の父も腰痛を時間をかけて治していきましたが、往診があったので

何とかなりました。

 

このおばあちゃんの膝は若い時からのもので、整形外科に行ってもやることは

無いと言われて帰されるだけなんだそうです。

 

だったらなおさらおばあちゃんがゆっくりできるように、環境を整えてあげたら

良いのではないかと思いますが、そうではないんです。

 

あくまでもご家族の判断にお任せしますので、今はまだ様子を見ている

段階なんです。

 

でも本音を言うと、このままではヘルパーの腰が持ちませんよ。

 

低いソファーで幅も無いので左右の側臥位にする事も一人ではできません。

 

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二人体制でやっています。

 

いつまで様子を見るのか、とりあえず来週までとケアマネさんは息子さんに

お伝えしました。

 

やっぱり、初めての介護だとすぐは受け入れられない部分も多く、

なかなか進まない事もあります。

 

時間はかかりますが、息子さんが納得されるのを待っています。

 

 

 

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