遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

ここはどこ?

 

 

 

夕方ケアマネさんから電話が来ました。

 

「いつもお世話になってます。今日のお母さまのご様子を確認

致しましたので、ご報告の連絡でした。」

 

「こちらこそお世話になってます。連絡有難うございました。」

 

「今朝はデイサービスからお電話を入れていただきましたが、お出に

ならなかった様です。」

 

「そうですか。昨日伝えたんですけど、やっぱりダメでしたか。」

 

「今朝は息子さんが起こして下さった様なんですけど、下着姿の

まま休まれていたようです。」

 

「そうなんですか。」

 

「デイサービスがお迎えに行って無事に行かれた様なんですが、

午前中は自分が今どこにいるのかがわからなかった様です。」

 

「ここがどこなのかわからないと言われたようですけど、午後からは

思い出されたのか表情も良くなって、活動にも参加された様でした。」

 

「あんなに大好きなデイサービスも忘れてしまったんですね。」

 

「そうですね。ちょっとわからなかったみたいですね。」

 

「そうですか。」

 

「毎日行かれるので、元に戻られると思いますけどね。」

 

「そうだと良いんですけど。」

 

ケアマネさんの話しを聞いてビックリしました。

 

先週の水曜日は普通に利用しています。

 

今日までに3日間入院しただけで、あれだけ好きだったデイサービスを

忘れちゃうなんて。

 

やはり環境が変わったからでしょうか、認知症がかなり進んだような

気がします。

 

 

 

仕事から帰宅して18時半頃母に電話をしました。

 

もう寝てました。

 

「もう寝てたの。」

 

「どうして。もうご飯も食べたもの。」

 

「今朝デイサービスの方から電話をかけてもらったけど出なかった

みたいよ。」

 

「あら、そうだったの。聞こえなかったわね。」

 

「今日はどこに行ってきたの?」

 

「今日は家にいたわよ。」

 

やっぱり忘れます。

 

「今日はデイサービスに行ってきたでしょ。」

 

「そうだったかしら。忘れたわ。」

 

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「明日も行ってよ。」

 

「え?デイサービスに?」

 

「そうよ。お母さん一人で家にいたら、ずっと寝てておそらくご飯も

食べないでしょう。」

 

「そんな事ないと思うわよ。」

 

「あのさ、お母さん忘れちゃったと思うけど、熱を出して救急車で

運ばれて入院したのよ。」

 

「あら、覚えてないわ。」

 

「たぶん水分も摂らないで熱中症になっちゃったんだよ。だから

お母さんを一人にできないのよ。」

 

「毎日デイサービスに行って、ご飯を食べさせてもらって水分も摂らせて

もらわないとまた同じこと繰り返すよ。」

 

「そうなの。」

 

「良いでしょ。毎日デイサービスに行かれるから。」

 

「デイサービスに?」

 

何か今までならよろこんで行ったはずです。

 

なんか想像していた反応と違います。

 

いつもなら

 

「デイサービスが一番楽しい。」

 

って言います。

 

でも今日の反応はちょっと違います。

 

「デイサービスが毎日迎えに来てくれるんでしょ。」

 

「そうよ来るわよ。ちゃんと準備してよ。」

 

「はい、わかりました。なんて言っといて忘れちゃうのよね。」

 

あら、ちょっとまともな事を言いました。

 

まだ1日だからしょうがないんでしょうか。

 

感覚を取り戻すのに時間がかかっているだけなのか、それとも

このままなのか。

 

お父さんが戻って来るまで、ちゃんとお留守番してくださいね。

 

 

 

 

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