遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

父の入院が決まりました

 

 

 

 

 

今朝6時半に母から電話が来ました。

 

母がこんな時間に起きているなんて稀な事なので、何かが

あったなと思いました。

 

「もしもし、おはようございます。あのさ、お父さんが弱気に

なっちゃってね、あんたからちょっと声かけてみてよ。」

 

「なあに、弱気になったって?」

 

「もうあきらめたって言うのよ。」

 

「何?人生を?」

 

「そうなんだって。」

 

「あら。お父さんに電話を代わらなくても聞こえるから、何が言いたい

のかそこで言ってみてって言って。」

 

「お父さん、何が言いたいのかって。」

 

「あのね今朝はね、もう体を動かすだけで腰が痛くて、何にもできなく

なっちゃったんだよ。こんな状態じゃ生きててもしょうがないと思って

もうあきらめたよ。」

 

「聞こえたよ。諦めたって言っても、家にいたら痛いまま何もできないん

だから、今は入院して痛みのコントロールをしてもらえば良いんじゃないの。」

 

母が父に復唱してくれました。

 

「だから病院に行くにも行かれそうもないんだよ。この痛みはね、なった

人にしかわからないと思うよ。」

 

「時間になったらヘルパーさんが来るから、来たらまた電話するよ。今の

状態を伝えてもらいたいから。」

 

「それは良いけど、私は入院に向けて動くからね。」

 

という事で、父が痛みで弱音を言う様になりました。

 

ここで人生終わりにするって言っても、そう簡単に終われるものでは

ありません。

 

 

 

ヘルパーさんが少し早めに訪問してくださり、排泄の交換をした後に

電話をくださいました。

 

父の状態はやはり痛い痛いの状況との事です。

 

ただ、昨日なかった排便があった様で、それは良かったと言っていました。

 

今日はそんな状態だったので、お昼にも父の排泄の交換でヘルパーさんを

お願いする事にしました。

 

そして私は父の入院に向けて、予定通り先生に電話をしました。

 

診察で忙しい先生なので、何時に電話をすれば直接お話ができるかを

聞こうと思って診察時間が始まる前に電話をしました。

 

そしたらすぐに先生に代わってもらえて、その場で地域包括ケア病床への

入院をさせたい事を伝える事ができました。

 

そしてやはり骨折をしているのかを聞いたところ、腰椎2か所の骨折が

確認されているとの事でした。

 

それは痛いはずですね。

 

とっても良い先生ですぐに了解してくださり、詳しい事はケアマネさんから

電話をしていただく事にして話は終わりました。

 

そしてケアマネさんにもその旨を伝え、先生への連絡もお願いしました。

 

それと父が弱音を言っている事もケアマネさんに伝えました。

 

そして約1時間後ケアマネさんから電話が来ました。

 

先生とはまだ直接話はできていませんでしたが、ケアマネさんの方から

地域包括ケア病床のある病院に連絡してくださり、受け入れしてくれるとの

お返事をもらってくれました。

 

その電話の時点では調整中との事で本決まりではありませんでしたが、ちょっと

安心しました。

 

そして早速入院できそうだという事を父に連絡しました。

 

拒否するのかと思ったら「ありがと」って言いました。

 

良かったです。

 

ただどうやって行くのかの不安はある様だったので、今は寝たまま

乗れる福祉タクシーだってあるんだからと言ったら「へぇ~」って

驚いていました。

 

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待つこと更に1時間、めでたく本日入院が決まりました。

 

急な話ではありますが、昨日のお昼まで歩いていた父なので、1日でも

寝たきりにする時間が長くなると歩けなくなってしまいますから、早いに

越したことはありません。

 

お昼過ぎの入院に決まり、福祉タクシーも空きがあったので、とんとん拍子に

事が決まりました。

 

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地域包括ケア病床にはどんな患者さんが入院するのかが書いてありました。

 

父は3つ目。

 

在宅療養中の方で一定期間治療、リハビリが必要な方

 

ここに当てはまりました。

 

本当に良かったです。

 

入院中は連絡できなくなるので、お昼に訪問してくれたヘルパーさん(管理者さん)に

ちょっとわがままを言わせてもらいました。

 

事業所のスマホにラインのテレビ電話をかけさせてもらい、1年半ぶりに父の顔を

みせてもらいました。

 

確かに痛みのせいか、やつれていました。

 

でもしっかり話はしてくれましたので、大丈夫でしょう。

 

最長60日ですが、痛みが緩和されたら早く退院しても良いんだからと

伝えました。

 

「行ってきます。」と言っていました。

 

 

 

 

明日からは母の事を考えなきゃ。

 

 

 

 

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