遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

あっけらかんとした母

 

 

 

 

昨日なんとか無事に父を入院させることができて、ホッとしています。

 

昨日の夕方母から電話が来ました。

 

「もしもし、私忘れちゃったんだけど、お父さんが入院したって事を

あんたに知らせたかしら。」

 

吹き出してしまいそうなご発言。

 

「お父さんの入院が決まったことを知らせたのは私です。」

 

「そうだったかしら。」

 

まあどうでも良いんですけどね。

 

「お父さんが入院する病院に一緒に行ったの?」

 

「あたしは行かないわよ。全部(弟)に任せたから。」

 

「そうよね。タクシーに乗る時お父さん痛がってた?」

 

「痛い痛い言ってたわね。」

 

「そうか。」

 

「あたしはまた明日からデイサービスに行かれるから楽しみなのよ。」

 

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父がいなくて寂しいなんて言葉はありません。

 

自分がデイサービスに行かれる様になった事が嬉しくてと言った

感じです。

 

電話の声も弾んでいるし、嬉しさが伝わってきます。

 

お父さんが苦しんでいるのに。

 

それも仕方がありませんかね。

 

ケアマネさんと相談して、デイサービスは1日おきに、月水金で行って

もらう事にしました。

 

単位数オーバーしない様に。

 

「お母さんがデイサービスに行かない日が私心配なんですけど。」

 

「あら、どうして?」

 

「どうしてって、一人だとずっと寝てるじゃない。ご飯も食べないし

水分も摂らないでさ。」

 

「そんな事ないわよ。」

 

「そんな事あるの。寝てばかりだと歩けなくなるって言ってるでしょ。」

 

「それはたいへんだわね。」

 

「そうよ。だからずっと寝てたらダメだからね。」

 

「自分では寝てるつもりはなくて、台所でテレビを見ているつもり

なんだけどね。」

 

「それが違うから困るの。」

 

「わかりました。なるべく起きてます。」

 

「そうしてください。」

 

 

父の入院で「私は自由の身になった」と言う母。

 

やはり大変だったんだと思います。

 

何もできなくても母がいないとダメだった父ですから、母にも何かしらの

負担はあったんでしょう。

 

父の骨折のきっかけは、やはり転んだ母を起こしてあげたその日

からですから、父は母が自分の面倒をみて当たり前だと思って

いましたから、母も大変だったはずです。

 

今回も期間限定ですから、エンジョイしてください。

 

デイサービスに通って母の認知症も改善されたら良いんですけどね。

 

 

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ちょっとだけ期待しています。

 

 

 

 

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