遠距離介護ダイアリー

東京と東北間での遠距離介護は突然始まりました。私はホームヘルパ ーを25年以上やっており色々な在宅介護を目の当たりにしてきました。人間誰にでも訪れる介護の話を日々綴っていきたいと思っています

食事形態の壁

 

 

 

 

昨日父との電話の中で食事の形態についての話がありました。

 

父は入れ歯がありません。

 

父の食事形態の一番の希望は刻み食なんです。

 

歯茎でもつぶせるし、飲み込みやすいのが刻み食なんです。

 

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父の話だと病院も今いる老健も父の希望する刻み食がないんだそうです。

 

病院では柔らかく煮た野菜で歯茎でつぶせるものや、卵や豆腐なんかは

問題なく食べられたようですが、それ以外の物は箸も上手く使えない

状況では食べる事ができずに、ほとんど残していたそうです。

 

今いる老健では全く逆で、ほぼペースト状の食事で、魚なのか肉なのか

何を食べているのかさっぱりわからないそうです。

 

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確かに飲み込むには問題ないようですけど、美味しさは半減してしまう

様です。

 

食欲がないと言っていましたが、もしかしたら食欲がわかないのかも

しれません。

 

父は元々お肉が大好きなんです。

 

家ではヘルパーさんにお肉料理を作ってもらい、それを細かく刻んで

貰って食べていました。

 

刻んではありますが、ちゃんとお肉だとわかります。

 

でもペーストにしてしまったら何だかわからないのは当たり前です。

 

それを聞いて心配が出てきました。

 

ペースト状のものを食べていると、もし自宅に戻った時に他の形状の

ものの消化ができなくなる事はないんでしょうか。

 

自宅に戻ればまたヘルパーさんに調理をお願いする事になると思います。

 

その時ペースト状の物しか食べられなかったら、これは大変な問題と

なります。

 

固形物を消化できない胃になってしまわないか心配です。

 

父の食事の形態は今後にも大きな影響を与えます。

 

大きすぎれば飲み込めない。

 

やわらかすぎてペーストになれば、何を食べているのかがわからない。

 

ちょうどよくはなりません。

 

どうしたものでしょうか。

 

施設選びをするとき、食事の形態も調べなければならないんでしょうね。

 

「刻み食には対応していません」

 

だったら、選ばなかったかな。

 

そこまで調べずに父を入所させてしまって、父に悪い事をしました。

 

食事は一つの楽しみです。

 

今日は何かなって。

 

今の父にはその楽しみがありません。

 

可愛そうですよ。

 

こればっかりはなんともしようがありません。

 

父が食べたいものをお腹いっぱい食べさせてあげたいものです。

 

お寿司やお肉が大好きなのに。

 

家では食べていたのに。

 

それを考えると、在宅生活が遠のいていきます。

 

食事の形態を上げていく事も、リハビリの中でやってほしいですね。

 

そうじゃないと本当に自宅に戻るのが困難な気がします。

 

 

 

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